外国語学習に成功する人、しない人 第二言語習得論への招待 (岩波科学ライブラリー 100)
- 岩波書店 (2004年10月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (132ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000066006
感想・レビュー・書評
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これまで経験だけで外国語を教えてきた人も、この本を読んで、教授法を反省すべきだろう。薄い割には内容が濃い本で、熟読玩味しないと文意を誤るおそれがある。本当ならもっと説明がほしい。方法そのものもいろいろあって、その当否も説がわかれているようだから、自分の経験と突き合わせ、自分なりの方法を模索していく必要がある。本屋さんはこの本を、科学書コーナーだけでなく、語学書コーナーにも置いて欲しい。
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いい本でした…というのが第一印象。第二言語習得理論のイロハがすっきり書かれています。これで第二言語習得を理解したと思うのはこれまた早合点ですが、イントロダクションとして、超おすすめといえるでしょう。著者の辛口なところもこの本の良さかも。何で日本人は英語が下手なのかというテーマにそって進めているが、それはあくまで便宜上で、どの言語を学ぶ上でも大事なこと、特に教える側の配慮のようなところがきれいに書かれていて、読んでいて楽しかった。
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第二言語習得研究入門書ですが、素人が読んでもとても面白い。もっと売れてもいいのにね。
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さらっと読めて、なおかつきちんと押さえるところは押さえている本だと。付録の「知っておきたい外国語学習のコツ」はホントに知っておきたいと。
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他の本よりも実用的で納得できた。
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言語習得が起こるための理論的な側面について解説した内容。
言語習得がおこるために必要な最低条件は、インプット +「アウトプットの必要性」であるとし、インプットの理解が学習を進める上で最重要である。学習量50分×週4回×3カ月で、15分間会話できる成果が得られる。 -
もう20年ほど前の本なので、当時と比べて、現在の学校教育における英語学習は変化してきていると感じる。
文法学習とインプット学習とアウトプットを組み合わせて、伝達という言葉の意義を意識した学習法が理想的なのだな、と思った。
【memo】
P65 リスニング優先の外国語教授法が驚くべき効果をあげている。
しかし、TVからは言語習得はできないし、受動的バイリンガルは聞くことはできても話せない。
インプットの後のアウトプットも必要。
伝達重視が効率的。 -
タイトルにあるような内容の記述はほんの少しで、どうすれば成功するのかが全くわからない。