- Amazon.co.jp ・本 (201ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000068352
作品紹介・あらすじ
冷酒はレイシュかひやざけか?生誕と誕生はどう違う?体感に密着しリアルな情景がイメージされる世間語を豊かに使いこなす日本語。
感想・レビュー・書評
-
日本語と中国語の違いを教えてくれる。日本語の漢語はもともと中国語であったが、それが日本語の中で漢語として扱われるようになった。その時点で、中国語での語感と日本語の中の漢語としての語感が違ってきたものがある。それを世界と世間を例にして教えてくれる。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
中国からやってきた漢字だが、今や日本独自の使われるものが多い。
中国人には伝わらない漢語が結構あるんだよあーとりあえず会話はオウム返しが有効なんだね。 -
購入して一気に読んだ。外国語を知ることで日本語をもっと知ることができる。というか、母語である日本語の知らなさを実感してしまう。そうなんですよね〜。特に漢字という共通項を持つ、中国語との比較から日本語を見ようというのが本書。しかし、中国語についても考えさせられた。読みながらいろいろ思い巡らせることができたのが良い。日本語の「の」ですが、中国で浸透されているんですよね。北京大学の学生のノートの中に「の」があったのがびっくりした。「的」の代わりに「の」書いているんですよね。
-
「冷酒」と「ひやざけ」のような身近な漢語と和語、そして現代中国語との比較を通して、日本語と中国語の思考の違いに迫ったもの。卑近な例と著者の巧みな語り口を通し、読者は知らず知らずのうちに言語学的なものの考えをみにつけていく。