中世騎士物語 (ワイド版岩波文庫 58)

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  • Amazon.co.jp ・本 (383ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000070584

感想・レビュー・書評

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  • たぶん1/4くらいでギブアップ。

    どう考えたものか。
    このお花畑メンタルというか、ままごと要素しか見当たらない、ある意味完璧とも言える幼稚さは。(著者が、ではない。著者にキュレーションされている事案がである)
    おそらくは西洋版中二病のようなものだろうが、ただの中二病がここまで生き残るはずがない。

    とすると、敵にマスク姿を変態呼ばわりされるシーンや、同じマスクをクローゼットに沢山所有しているシーンなどで表現される米国のマスクヒーロー的な、メタギャグと表裏一体となっている読み物ということなのだろうか。
    エクスカリバーみたいに、100%笑い要素の概念を作ったやつが優勝のような退廃的なやつなのか??

    あるいは、生き残ったのではなく、中二病の隆盛に伴うリバイバルの可能性も考えられる。

    たぶんトマスマロリーでも読んだらわかるのだろう。
    サロメ祭り(リバイバル)の妄想中二病患者たち(つまりキモヲタ)を堂々と馬鹿にするビアズリーさんを出版社が放任していたのは、出版社側にもその意図があったということなのかもしれないしな。中二病に改ざんされた史実の痕跡を未来の自分たちに届ける目的で。

    などとしょうもない憶測をするよりほかにない本だった。

  • ブルフィンチの三部作のうちのひとつで、西洋文学なんかを読むのに最低限必要な基礎知識(引用元)がまとめられている本です。確かに、アーサー王の名前は知ってても、ちゃんと読んだのはこれが初めてでした。リア王とか、あーこれが大元なのかなぁって思いながら。思ったより読みやすくて(ワイド版だけにw)、且つ勉強になりましたー。

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著者プロフィール

その生涯については僅かな記録しかないが、1796年、アメリカマサチューセッツの名家に生まれ、ハーヴァード大学に入学。銀行員として働くかたわら、聖書をはじめ、中世ヨーロッパの研究に没頭する。1867年没。生涯独身を通した。

「2004年 『完訳 ギリシア・ローマ神話 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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