こころ (ワイド版岩波文庫 204)

著者 :
  • 岩波書店
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感想 : 36
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  • Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000072045

感想・レビュー・書評

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  • 読むのに時間がかかった。先生の逃げ腰がひたすら続くところ、最後の最後の逃げ方まで嫌いだった。ただ、深い闇があって計り知れないのだとは思うけど、読んでいて耐え難かった。

    たぶんこの本は難しくて、私にはまだ理解しきれていない部分もあると思う。

    私と先生の話。私とKとお嬢さんの三角関係の話。

  • 20141210
    独白系で時間がかかったが何とか読み終えた。
    うつ状態の人が多く出てくるね。

  • 2014.5.15読了。
    高校で大方の生徒が学ぶであろう夏目漱石の『こころ』。私もまた授業で私とKとお嬢さんの話として覚えている。いつか本編を読みたいと思っていたが、授業で学ぶ前に全編読んでおくべきだった!主人公の立場で読み進めたいのに先生の立場を知ってしまっているからどうしても先生目線になりがちになってしまう。
    でも授業でやることのなかった先生のさらに細かい過去を読むことができてより理解は深まったから良しとしよう。ちゃんと全編読んだからこそ高校の時とは各人物の印象もだいぶ変わったしな。
    ところで主人公の祖父の最期は?
    結末をきっちり書かないあたりやはり文学作品らしいなぁと思う。
    そういや誰も救われない話を久々に読んだな。

  • 高校生のときに読み、また読んでみた。登場人物の心情を楽しめた。

  • 2009年8月

  • あまりにもまっすぐで、繊細で、ぴんと張りつめたこころ。ほんの小さな黒い点さえも許せなくて、最後は自分を否定してしまう。そうやって、一切を断つことの孤独は、きっとわたしには理解できないんだろう。何回読んだところで、この本のすべてをすくい取ることはできないと思った。

  • 中学生の時に読めば良かったな。

著者プロフィール

1867(慶応3)年、江戸牛込馬場下(現在の新宿区喜久井町)にて誕生。帝国大学英文科卒。松山中学、五高等で英語を教え、英国に留学。帰国後、一高、東大で教鞭をとる。1905(明治38)年、『吾輩は猫である』を発表。翌年、『坊っちゃん』『草枕』など次々と話題作を発表。1907年、新聞社に入社して創作に専念。『三四郎』『それから』『行人』『こころ』等、日本文学史に輝く数々の傑作を著した。最後の大作『明暗』執筆中に胃潰瘍が悪化し永眠。享年50。

「2021年 『夏目漱石大活字本シリーズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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