無門関 (ワイド版岩波文庫 236)

  • 岩波書店 (2004年1月16日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784000072366

みんなの感想まとめ

禅問答の奥深さを探求するこの作品は、シンプルなテキストでありながら、問いかけの背後に潜む複雑さや狂気を感じさせます。古典的な禅問答が48則収められ、編纂者による独自の解釈が加えられているため、読者は一...

感想・レビュー・書評

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  • 訳者による余計な解釈無しにシンプルに掲載された禅問答テキスト。今まで問答だけしか知らなかったがオチに詩がついており、問答に出てくる和尚が必ず正解でないことが伺える。
    師匠の横っ面を突然殴ったり、猫を斬り殺したり、小僧の指を切ったり、質問するのに片腕切ったりと愚鈍な私にはクレイジーを極めた書としか認識できないが狂気を極めないと分からない世界なのかもしれぬ。
    あと仏性とか云々いっておいて皇帝陛下に捧ぐとか、意外と権力者にも逆らわないところが素敵である。

  • 座右の書

  • いったい何が言いたいのかこの問答たちは、さっぱりわけが判らない──。古来の代表的な禅問答(公案)48則に、編纂した無門慧開(むもんえかい)和尚の手によって更に混ぜっ返しとも訳知り顔の謎掛けともつかない突っ込みが付された禅問答集。原文・訳文・訳注・現代語訳のセットになっているがほとんど現代語訳しか読まなんだ。それはそうと前もって『チベットのモーツァルト』や『老師と少年』などに触れておいてよかった。そうでなければ、こんなもの読むだけ時間の無駄、と放り出すところ。頭で考えたって答など出るわけもない矛盾や謎掛けにそれでもとりあえず真面目に向き合うこと、真と偽、○と×を取ったりやったり弄ぶそのさなかに揺らぎ立ち現れるともなく見えてくるもの、いや、見えてくる気がするだけなのかも知れない“空性”に目を凝らす、途端に横っ面を張り飛ばされる。結局これも辿り着く静的な地点よりもそこを目指す綱渡り的バランス感覚が肝なのかしらん。

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