中谷宇吉郎随筆集 (ワイド版岩波文庫)

著者 :
制作 : 樋口 敬二 
  • 岩波書店
4.20
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本棚登録 : 22
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (386ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000072670

作品紹介・あらすじ

中谷宇吉郎(一九〇〇‐六二)は雪と氷の研究に新生面をひらいた物理学者として世界的に名高いが、また多くの秀れた随筆の著者として知られる。「雪を作る話」「立春の卵」といった科学随筆、生涯の師とあおいだ寺田寅彦の想い出や自伝的スケッチなど、どの一篇にも随筆を読む愉しさをたっぷりと味わうことができる。四〇篇を精選。

感想・レビュー・書評

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  • 寺田寅彦の直弟子、中谷宇吉郎博士。氷の結晶研究で有名な方です。が、明治の文豪、夏目漱石の孫弟子筋に当たります。東京帝国大学時代に、寺田研究室(夏目漱石の弟子、寺田寅彦博士)に入る頃の迷いが書かれているところが秀逸です。人はどんな仕事をするか、も大切ですが、誰と仕事をするか、も大切、と改めて気付かされる一文であります。

  • 終戦直後ぐらいまでの随筆だが、時代を超えて面白い。
    雪を作る話(本業)、日本のこころ(アメリカ人の勤勉さを礼賛、今でも働く奴はいる)、立春の卵(大衆新聞の非科学的科学記事こきおろし)、原子爆弾(米国巨大プロジェクトへの驚き)他。

  • 章与お勧め本。堅苦しい名前に反して、予想以上におもしろかった。やはり理系の人の頭ってすごいんだと思う。

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著者プロフィール

1900年石川県生まれ。物理学者。東京帝国大学理学部で寺田寅彦に師事し、卒業後は理化学研究所で寺田の助手となる。北海道帝国大学教授、北海道大学教授を務め、1962年没。雪の結晶の研究や、人工雪の開発に成果を上げ、随筆家としても知られる。主な著書に『冬の華』『楡の花』『立春の卵』『雪』『科学の方法』ほか。生地の石川県加賀市に「中谷宇吉郎 雪の科学館」がある。

「2014年 『寺田寅彦 わが師の追想』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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