それから (ワイド版岩波文庫 273)

著者 :
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  • Amazon.co.jp ・本 (330ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000072731

作品紹介・あらすじ

三年まえ友人平岡への義侠心から自らの想いをたち切った代助は、いま愛するひと三千代をわが胸にとりもどそうと決意する。だが、「自然」にはかなっても人の掟にそむくこの愛に生きることは、二人が社会から追い放たれることを意味した。

感想・レビュー・書評

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  • 神楽坂、飯田橋、本郷、池之端、回向院などが出てきて素晴らしい。小石川がまだ森だったことが最大の衝撃だった。

  • 朝日新聞連載にて。じめじめしとるな主人公。この人のどこがいいのか人妻よ。漱石は読んでも読んでも理解できない。私がおかしいのかな。

  • 2015.5.20夏目漱石の三部作の二つ目。前に一度読んだことがあるが途中で挫折していた。三四郎を読んだ後に読むことで、三四郎の後日談としての繋がりとしても読めるし、また三四郎で描かれたテーマを見出すこともできる。無意識の偽善者が、夏目のテーマだと言われているが、まさにこの作品を通して、人間は内面にいかなるルールをもって生きていくべきかを考えさせられる。経済的豊かさ、社会的地位、友情、家族、およそ幸福になるために必要なものの多くを捨てて、彼は愛をとった。それは無意識的な、自分ではコントロールできそうもない、自分の内側から湧き上がってくる、自然の愛だった。人は欲求のままに生きることはできない。どこかでお互いのための妥協とか、社会的ルールで自分を抑えないといけない。しかし本当に欲するものの前ではそんなルールは無意味なのだろう。善く生きることをソクラテスは説いたが、善とは何か、善とはなんぼのものかと考えさせられる。私は代助の立場も平岡の立場も経験したこともあり、どこか胸苦しさを味わいながら読んだ。代助というモラトリアムニートがひとつの愛のために全てを失うことで、善とは、人として善く生きるとはを考えさせられた一冊。

  • よんだと思ってたんだけど、感想書こうとして指が動かず、ってか読んでないかも?ってかもってもないかも?事実確認をイソグ!

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著者プロフィール

1867(慶応3)年、江戸牛込馬場下(現在の新宿区喜久井町)にて誕生。帝国大学英文科卒。松山中学、五高等で英語を教え、英国に留学。帰国後、一高、東大で教鞭をとる。1905(明治38)年、『吾輩は猫である』を発表。翌年、『坊っちゃん』『草枕』など次々と話題作を発表。1907年、新聞社に入社して創作に専念。『三四郎』『それから』『行人』『こころ』等、日本文学史に輝く数々の傑作を著した。最後の大作『明暗』執筆中に胃潰瘍が悪化し永眠。享年50。

「2021年 『夏目漱石大活字本シリーズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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