草枕 (ワイド版岩波文庫)

著者 :
  • 岩波書店
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本棚登録 : 93
レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000072748

感想・レビュー・書評

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  • 「猫」の脱稿後、わずか2週間で書き上げたというから驚き。
    漱石の筆がほとばしっている感がある。
    深い学識と名文に、読後の感想もなかなか出てこないけれども、味わいが深く、なぜかまた読みたくなる作品である。

  • 冒頭から続く文章の計算し尽くされたリズム感と、そこかしこに散りばめられたアフォリズム。筋らしい筋はなく、けれども、文章を目で追うという行為そのものの愉悦を与えてくれる。その体験は単に読書というよりは、聴覚(リズムに身をゆだねる)と視覚(漢語が多用され、実に煌びやか)で文章を味わうというのに近い。
    夏目漱石という人は、小説家というよりも、(言葉の最良の意味で)文章家だったのだなと改めて実感。

    漱石マイベストはこれかな。

  • 漱石の繊細な言葉の触覚は、読む人に不思議と懐かしく感じられると思います。草枕を読むと、なにか僕らの先祖がかたちをそっとつくってきた美の意識のようなものが、深く煮詰められた透明なスープのように染み込んでくる。そして、日本にこんな時代があって、そこに僕らの祖父のそのまた祖父が住んでいたのかと思うと、すこし胸がどきどきとしてしまう…

  • 熊本、阿蘇などを舞台とした作品です。

  • この版ではないのだけれど、この表紙がピッタリ。父の蔵書にあった岩波版だったので…中学の時に読んだかな、いや高校だったかな…あいまいだ…記憶の中の夏目さんシリーズでした…

  • 夏目漱石さんてすごい!って思いました。
    こんな視点でかけるとは…。
    難しくてわからないところも多々あるけれど、表現方法に脱帽です。

  • 美しいということ

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著者プロフィール

夏目漱石(なつめ そうせき)
1867年2月9日 - 1916年12月9日
江戸・牛込馬場下(新宿区)生まれの小説家、評論家。本名は「夏目金之助」(なつめ きんのすけ)。1890年、帝国大学文科大学英文科に入学。1895~96年には『坊っちゃん』の舞台となった松山中学校で教鞭を執る。1900年、イギリスに留学。1905年、『吾輩は猫である』を俳句雑誌「ホトトギス」に連載し始め、作家活動を本格的に開始。1907年、朝日新聞社に入社。以降、朝日新聞紙上に『三四郎』『それから』『こころ』などの代表作を連載。日本の文学史に多大な影響を与えており、作品は多くの人に親しまれている。学校教科書でも多数作品が採用されている。

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