三四郎 (ワイド版岩波文庫 275)

  • 岩波書店 (2006年10月17日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (328ページ) / ISBN・EAN: 9784000072755

みんなの感想まとめ

時代背景を背景に、恋愛と文学論が交錯する物語が描かれています。美禰子との関係を中心に展開されるストーリーは、当時の社会や女性の権利についての変化を反映しており、深い考察を促します。情景描写が非常に豊か...

感想・レビュー・書評

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  • 当時の時代背景とかの勉強にはなりました。美禰子さんとの恋愛がメインなんだとは思いますが、実際は文学論がメインでした。イプセンの話などが出てくるので、女性の権利についても考え方が変わってきた時期ではあるようですが、とはいえ昔の小説であり、恋愛部分は時代を感じます。

  • 漱石の前期三部作の一作目を読了。漱石が結局、何が言いたかったのかわからずじまいで終わってしまった。
    ただ明治の時代の、地方から状況してきた若者の生活や成長の過程はよくわかった。明治の時代の高揚感のようなものも何か羨ましさを感じた。
    さ、次は「それから」にいってみよう。


  • 猫に続き三四郎。

    明治41年9月から12月の新聞小説。
    熊本から東京の大学に通うことになった三四郎の青春。
    小川三四郎。
    みねこさんがいろんな男の人の心を掴む。
    当時の大学生の様子や生活もうかがえる。

    そして、ほんとはみねこさんだれに心があったのかな?野々宮さんかな?振り向かないから振り向かせたかっただけかな?

    その2

    熊本から東京の大学へ。
    100年前の話とは思えないほど新鮮。
    みねこさんの生き方は家と家との結婚で悩んでいるようにみえたけど、いまでも男尊女卑の考えは根強くあって、表向きは平等になったかもしれないけど明治の頃とかわってはいないのかも?とおもったり。
    ヘリオトープ、ストレイシープ。やら聖書の言葉やら当時の人はどんなふうに読んだのかしら。 

  • 情景の描写がとてもうまく、現代とは比べ物にならないほどゆっくり過ぎていく時の流れを感じながら読みました。

  • なるべくなら古地図がよいけれど、現代のものでもよいから、本郷あたりの地図を見ながら読んでみるととても楽しい。

    外国語をそのまま訳したのであろう、当時の新鮮な言葉があちらこちらに感ぜられてとても感慨深い。
    三四郎の雰囲気を与次郎が「世紀末」というところや、ぼそっとフランス語で「悪魔がついている」と皮肉る学生がいるところなど、胡椒のようにピリッと効いたユーモアも明治時代のものとは思えないほど古臭くなく、洒落ている。

    よく小説家や漫画家が「頭の中で登場人物が勝手に動き回った結果です」みたいなことを言っているが、この作品もそのような考えのもと作られたものらしく、登場人物たちがとても生き生きしていて魅力的である。

    夏目漱石の文章はなかなかリズムがつかめなくてあまりよい印象をもっていなかったが、この作品でかなり克服できた気がする。

  • 主人公の煮え切らなさと美禰子の艶かしさが微妙。

  • 昔の人特有の色気のようなものを、ほぼ全ての登場人物から感じました。
    ミステリアスな美禰子さん、素敵。美禰子さんみたいな人に振り回されるのも悪くないですよね。
    当時の文化も知れて、読んでいて楽しかった!

  • 豚の鼻が伸びる例え、おもしろいな

  • 東京大学構内をガイドする準備として読んだ。
    田舎からぽっと出の青年が、都会の女に会って、親切にされ、色々悩むが、女は別にこの青年のことを特別に思っているわけではなく、別の男と平穏に結婚していく。青年は女の結婚披露の招待をすっぽかす。
    正式名称心字池をこの小説にちなんで三四郎池と呼ぶようになったが、小説内ではこの池のシーンは2箇所しかなく、それほど重要なシーンとも思われない。
    東大新聞によれば、三四郎池という俗称が記録に残っているのは小説が発表されてから40年近く後のことらしい。多分、漱石の死後に、誰か、後世の漱石信者がそんな呼び名を広めたのだろう。

  • 小難しいが、諦めずに最後まで読めた自分を褒めたい。結局好きな人を前に揺れ動く男心を描いてるんだろうか。。。

  • 朝日新聞の連載で読みました。当時の雰囲気もよみがえって、いい感じ。
    三四郎のうじうじ感が現代でも違和感ない要因でしょうか。
    上沼恵美子ブッククラブで取り上げて欲しい。もう、取り上げられてるかなあ。

  • 国語の教科書のようで敬遠してたが。。。読み始めるとどんどん進み、あっという間に完読。恋愛小説だったんだ。。。

  • 三四郎ぼんやりしすぎで、その間の抜けた感じに笑ってしまった。日常を描いてるけど、どんどん読み進めたくなる。

  • 熊本などを舞台とした作品です。

  • 美禰子さん!

    登場人物が皆危うい感じ。
    触れたら壊れる微妙な空気というか・・

    三四郎はうじうじと悩んでおります。恋愛小説なのかな?

    暗いなあ・・と思いながら読みました。

  • きちんと読んだのは初めてかもしれない。初の新聞小説『虞美人草』は美文すぎて投げ出しているのだが、この『三四郎』は新聞小説だと意識して読むと特におもしろい。冒頭部分なんかすごくうまい。汽車の中で相乗の女と絡ませ、広田先生と出会わせる発想は新鮮だ。漱石は女性を書くのは下手と聞くが、どうしてどうして達者なものだ。

    野々宮よし子、里見美禰子に三輪田のお光さん……。

    鷗外が刺激をうけて『青年』を書いたのもうなずける。

    『漱石をよむ』と『悩む力』と併読した。

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著者プロフィール

1867(慶応3)年、江戸牛込馬場下(現在の新宿区喜久井町)にて誕生。帝国大学英文科卒。松山中学、五高等で英語を教え、英国に留学。帰国後、一高、東大で教鞭をとる。1905(明治38)年、『吾輩は猫である』を発表。翌年、『坊っちゃん』『草枕』など次々と話題作を発表。1907年、新聞社に入社して創作に専念。『三四郎』『それから』『行人』『こころ』等、日本文学史に輝く数々の傑作を著した。最後の大作『明暗』執筆中に胃潰瘍が悪化し永眠。享年50。

「2021年 『夏目漱石大活字本シリーズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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