門 (ワイド版岩波文庫 284)

  • 岩波書店 (2007年5月16日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784000072847

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

過去の選択に思い悩む主人公が愛する妻と共に生きる姿を描いた作品は、愛と運命の重さを深く考えさせます。親や友情を捨て、社会から離れてでも手に入れた恋がもたらす苦悩は、まるで冷たい木枯らしの中での孤独感を...

感想・レビュー・書評

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  • 家の描写や季節の描写が登場人物たちの運命を暗示していると思った。
    略奪愛はそんなに咎められることなのだろうかと疑問だった。時代的な価値観もあるのだろうか。
    宗介の暗さが心の先生を思い出させた。

  • 過去の自分のしたことに思い悩みながらひっそりと生きていくことの生きづらさ。いろいろあっても愛する妻がそばにいたらいいではないかとツッコミながらようやく読了。

  • バケツは馬尻
    今の小中学生には漱石はもう古典だと聞きましたが、このごろの作品ばかりを読んでいるワタシにとっても30年ぶりの漱石は23頁まではアレレというかんじでした。
    昔の日本の美しい言い回しや夫婦の有り様は心を和ませます。明治日本文学の素晴らしさを改めて想いました。
    バケツは馬尻と書いていました。

  • 三四郎、それからに続く三部作の最終作品。
    大きな門をくぐりぬけることによって救済を求める、深い罪を背負った宗助の姿は、誰しもが成りえる、人間の恐ろしい可能性である。
    それを、傍観者に徹した状態で描く技量は、漱石先生ならでなのだろう。
    結末の宗助の台詞は、二人の人生に永遠に暗い影が落ちていることを暗示しているようだ。

  • 『それから』に続く前期三部作、最後の作品。

    宗助は仕事に追われる公務員。外套を新調するのもためらうほど経済的には苦しいが、御米とは「一所になってから今日まで六年ほどの長い月日をまだ半日も気不味く暮した事はなかった」という仲の好さだ。 

    叔父夫婦にまつわる財産の問題、弟小六の若さからくる一途さ、大家の坂井との交流、立ちはだかる安井の存在……そして10日間の参禅。悟りは開けないまま山門をあとにする宗助だが、かろうじて小康状態を保っていく。

    有名な「門の下に立ち竦んで、日の暮れるのを待つべき不幸な人」の場面は、さすがに覚えていた。今回は「己ももう一返小六見たようになって見たい」という述懐に注目した。

    連作としてとらえる意味を再認識した。ワイド版は読みやすい。


    作成日時 2008年05月18日 10:04

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著者プロフィール

1867(慶応3)年、江戸牛込馬場下(現在の新宿区喜久井町)にて誕生。帝国大学英文科卒。松山中学、五高等で英語を教え、英国に留学。帰国後、一高、東大で教鞭をとる。1905(明治38)年、『吾輩は猫である』を発表。翌年、『坊っちゃん』『草枕』など次々と話題作を発表。1907年、新聞社に入社して創作に専念。『三四郎』『それから』『行人』『こころ』等、日本文学史に輝く数々の傑作を著した。最後の大作『明暗』執筆中に胃潰瘍が悪化し永眠。享年50。

「2021年 『夏目漱石大活字本シリーズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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