罪と罰〈下〉 (ワイド版岩波文庫)

制作 : 江川 卓 
  • 岩波書店
3.90
  • (5)
  • (9)
  • (7)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 49
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (431ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000072878

作品紹介・あらすじ

ルージンの卑劣な工作により窮地に立たされたソーニャを弁護したラスコーリニコフは、その後ついに彼女に罪の告白を…。贖罪をうながすソーニャに、彼はつぶやく。「もしかすると、ぼくはまだ人間で、しらみではないのかもしれない…」。全三冊完結。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 集中力が続かずとぎれとぎれになってしまった。
    が、ラスコーリニコフの凝り固まった精神もようやく融けていくようで。
    周囲をこんなに痛めつけて傷つけても愛してくれる人に囲まれて
    ロージャは幸せだね。
    そしてアブドージャのあまりのモテぶりにご尊顔を拝見したくなった。

  • そのタイトルに惹かれて手に取りました。
    主人公が犯してしまった罪を隠し通せるのか、ハラハラさせられる展開にページを繰る手が止まることが無かったです。
    相手の心理を深読みしすぎて疑心暗鬼に陥ったり、突発的に相手に縋ってみたりと、主人公の行動一つ一つが胸をえぐる話でしたが、最後に彼が、彼を愛してくれる人に出会えたことに、読んでいた自分まで救われました。
    青年期の誰もが抱いてしまう幻想を鋭く突いた主人公の動機に、心をえぐられる思いでした。
    主人公と同年代のこの時期に、この本に出会えて幸せだったかもしれません。

  • 学生の時、読んで衝撃を受けて以来、
    ずっと再読しようと試みながら挫折。
    今回十ナン年ぶりくらいについに読了!

    前回読んだのは、新潮の工藤精一郎訳のもの。
    今回は訳者を替えて江川卓。

    こちらの方が登場人物の説明や細々とし解説が入っているので
    読みやすいでしょう。初めて読むならこちらがお薦め。
    でも、読みやすくなっている分、工藤訳のようなおどろおどろしさが抜けている感じも。

    推理、恋愛、哲学の要素がすべて入っている小説。
    一見重そうだけど、現代に通じるところもあり共感できる。
    訳者も書いているように「読み終わると熱気に感染する」
    『罪と罰』は間違いなくすばらしい小説です。

  • 私は年をとりすぎてしまったためか、魂を揺さぶられるには至らなかった。ドストエフスキーは神を信じていたのか。きっと神への信仰心も、常在するのではなく、刻々と揺れ動くものなのかもしれませんね。何度となく出てくる、「お茶を飲む」という表現、どんなお茶をどんな風に飲んでいたのかなぁ。

全6件中 1 - 6件を表示

罪と罰〈下〉 (ワイド版岩波文庫)のその他の作品

罪と罰〈下〉 (岩波文庫) 文庫 罪と罰〈下〉 (岩波文庫) ドストエフスキー
罪と罰 下 (岩波文庫) Kindle版 罪と罰 下 (岩波文庫) ドストエフスキー

ドストエフスキーの作品

ツイートする