硝子戸の中 (ワイド版岩波文庫 297)

  • 岩波書店 (2008年5月16日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (144ページ) / ISBN・EAN: 9784000072977

みんなの感想まとめ

日常の何気ない出来事を巧みに描き出す作品で、心が穏やかになるような読後感が魅力です。著者の文章は、品がありながらも親しみやすく、まるで朗読を聴いているかのように心地よいリズムで進んでいきます。人間観察...

感想・レビュー・書評

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  • 漱石の本は初めて読んだけれども、読みやすく節々に品があってとても良かった。
    この時代の何気ないことがおもしろい。

  • 1915年の朝日新聞に連載されたエッセイ。
    病気がちで部屋に籠ることの多かった夏目漱石が、過去や現在に想いを馳せていく、といった感じだった。
    100年前の文章がこんなに読みやすいことに驚く。そして普通に面白い。当時、このエッセイを読んでいた人々はどんな気持ちで読んでいたんだろう。
    平成の時代の人々がさくらももこさんのエッセイで大笑いしていたように、大正に生きた人たちは夏目漱石のエッセイで笑ったり、すこしセンチメンタルな気分になったりしていたのかもしれない。

  • 文学性の高さが分からない。

  • 漱石の徒然文。人間観察とか思うことの書き方とか、見方も文章も面白くて上手い。
    昨今のエッセイなんかより丁寧で、文章にずっと品がある。流石。

  • 個人的には、漱石先生の中で一番好きかな!

  • 持ち運べるように、薄いものを。

    夏目漱石は、ものすごく短編が巧い気がする。日記レベルのなんともない出来事を、なにか意味のある重要なことのようにでも錯覚させ、それが不自然じゃない。
    このヒトの文章を読んでいると、何だか穏やかでゆっくりな、朗読を聴いているように心が落ち着く。そういうふうに、作品を読むとある種の空気が流れ出すものだが、こうも波長のあう作家は結構希少だ。

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著者プロフィール

1867(慶応3)年、江戸牛込馬場下(現在の新宿区喜久井町)にて誕生。帝国大学英文科卒。松山中学、五高等で英語を教え、英国に留学。帰国後、一高、東大で教鞭をとる。1905(明治38)年、『吾輩は猫である』を発表。翌年、『坊っちゃん』『草枕』など次々と話題作を発表。1907年、新聞社に入社して創作に専念。『三四郎』『それから』『行人』『こころ』等、日本文学史に輝く数々の傑作を著した。最後の大作『明暗』執筆中に胃潰瘍が悪化し永眠。享年50。

「2021年 『夏目漱石大活字本シリーズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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