行人 (ワイド版岩波文庫 305)

  • 岩波書店 (2009年1月16日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (440ページ) / ISBN・EAN: 9784000073059

感想・レビュー・書評

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  • 2014.1.27読了。
    最初は嫂がヒールに思えたけど、彼女は単に女性らしいしたたかさがあるだけだけだと思った。この嫁にこの夫なら彼女の一連の反応は致し方ない思った。にしても兄さんどんだけ生きるの下手なの!頭がいい故にという理由はむしろよくわかるんだが面倒くさい人だなー。でもそこがむしろ愛おしく思える。嫂にとっては愛おしくはなかったのかもしれないけど寛大なH氏にとってはその兄さんの面倒くさい一面も愛おしかったから見捨てないでいてくれたんじゃないだろうか。
    というか主人公の縁談は結局あやむやにされてしまった。それでいいのか主人公。
    そして古典文学は例のごとく突如として終わりを迎えるようだ。

  • 今更ながら初読。ようやく漱石を読んで面白いと思うようになってきた。高校生の頃は何が面白いのかわかんなかったですよ。大学に入ってから三四郎を読んで『柔道の話じゃなかったのか!』と驚いたという暗い過去もあったりするし‥

  • 「えっ、ここで終わり!?」という最後だけど
    漱石の当時の病状に伴う心情の変化が作品に影響したとあって
    まぁ納得した。

    簡単に言ってしまえば堅物でとっつきにくい兄だが、
    そのめぐりめぐる心の荒波、誰にも理解されず、
    自分自身ですらコントロールできない不安、焦り。
    どうすれば自分を救うことができるのか?

    ここまで自分を追い詰めている人もいるのだ。
    のほほんとしていた自分も感じ取るものがあった。

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著者プロフィール

1867(慶応3)年、江戸牛込馬場下(現在の新宿区喜久井町)にて誕生。帝国大学英文科卒。松山中学、五高等で英語を教え、英国に留学。帰国後、一高、東大で教鞭をとる。1905(明治38)年、『吾輩は猫である』を発表。翌年、『坊っちゃん』『草枕』など次々と話題作を発表。1907年、新聞社に入社して創作に専念。『三四郎』『それから』『行人』『こころ』等、日本文学史に輝く数々の傑作を著した。最後の大作『明暗』執筆中に胃潰瘍が悪化し永眠。享年50。

「2021年 『夏目漱石大活字本シリーズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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