行人 (ワイド版岩波文庫)

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レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (431ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000073059

作品紹介・あらすじ

妻お直と弟二郎の仲を疑う一郎は妻を試すために二郎にお直と二人で一つ所へ行って一つ宿に泊ってくれと頼む…。知性の孤独地獄に生き人を信じえぬ一郎は、やがて「死ぬか、気が違うか、それでなければ宗教に入るか」と言い出すのである。

感想・レビュー・書評

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  • 2014.1.27読了。
    最初は嫂がヒールに思えたけど、彼女は単に女性らしいしたたかさがあるだけだけだと思った。この嫁にこの夫なら彼女の一連の反応は致し方ない思った。にしても兄さんどんだけ生きるの下手なの!頭がいい故にという理由はむしろよくわかるんだが面倒くさい人だなー。でもそこがむしろ愛おしく思える。嫂にとっては愛おしくはなかったのかもしれないけど寛大なH氏にとってはその兄さんの面倒くさい一面も愛おしかったから見捨てないでいてくれたんじゃないだろうか。
    というか主人公の縁談は結局あやむやにされてしまった。それでいいのか主人公。
    そして古典文学は例のごとく突如として終わりを迎えるようだ。

  • 今更ながら初読。ようやく漱石を読んで面白いと思うようになってきた。高校生の頃は何が面白いのかわかんなかったですよ。大学に入ってから三四郎を読んで『柔道の話じゃなかったのか!』と驚いたという暗い過去もあったりするし‥

  • 「えっ、ここで終わり!?」という最後だけど
    漱石の当時の病状に伴う心情の変化が作品に影響したとあって
    まぁ納得した。

    簡単に言ってしまえば堅物でとっつきにくい兄だが、
    そのめぐりめぐる心の荒波、誰にも理解されず、
    自分自身ですらコントロールできない不安、焦り。
    どうすれば自分を救うことができるのか?

    ここまで自分を追い詰めている人もいるのだ。
    のほほんとしていた自分も感じ取るものがあった。

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著者プロフィール

明治、大正時代の小説家、英文学者。1867年、江戸(東京都)に生まれる。愛媛県松山で教師をしたのち、イギリスに留学。帰国後、執筆活動を始める。『吾輩は猫である』『三四郎』『こころ』など作品多数。

「2017年 『坊っちゃん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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