本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (248ページ) / ISBN・EAN: 9784000073103
みんなの感想まとめ
人間の内面や日常生活を深く掘り下げた作品が描かれています。特に、自己を超えた利他の精神や無我の境地についての考察が印象的で、読者に新たな視点を提供します。洗練された文体は、当時の生活様式や情景を鮮やか...
感想・レビュー・書評
-
『小僧の神様』を久しぶりに読みたくなった。
理由は2つ。
①最近川崎長太郎を読む機会があり、
私小説の大家として志賀直哉のことが
頭に浮かんだ。
②「自我をなくす」ということを考えていて
みうらじゅんが「機嫌を取る」=「自分なくし」
ということを言っていた。
つまり利他はそれ自体が無我であるということ。
「利他」と聞いて『小僧の神様』が頭に浮かんだ。
『小僧の神様』は折りに触れ読む機会があったが、
②の「無我」につながるとは思ってもいなかった。
これは最近つげ義春の本をよく読んでいて、
「完全な自己否定は自由以外の何物でもない」
というシュテルナーのことばを引用して、
「自分を締めつけようとする自分を否定する以外に、
自分からの解放の方法はない」
「禅では、自我を消滅することによって真の自由が
獲得できると説いている。自由とは自分からの自由に
ほかならない。」
と『ボロ宿考』で見つけ、それに影響されたから
でもある。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
文豪の文章はすごい。一文一文深みがある気がする。洗練されている。
-
小僧の神様
ひょうたんと少年 -
志賀直哉の本。1920年前後のお話。本書に収められてたいくつかの作品から、当時の日常生活がなんとなく見えてくる。すしを食べようと手につかんだものの値段を聞いてすしをおいて帰ってきた、という一場面を見て作品化された「小僧の神様」は面白い。情景から心の動きまでくっきりと浮かび上がってくるきれいなお話。
著者プロフィール
志賀直哉の作品
本棚登録 :
感想 :
