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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784000073622
作品紹介・あらすじ
「読書とは他人にものを考えてもらうことである。一日を多読に費す勤勉な人間はしだいに自分でものを考える力を失ってゆく。」-一流の文章家であり箴言警句の大家であったショウペンハウエル(一七八八‐一八六〇)が放つ読書をめぐる鋭利な寸言、痛烈なアフォリズムの数々は、出版物の洪水にあえぐ現代の我われにとって驚くほど新鮮である。
みんなの感想まとめ
読書の本質について深く考察した本書は、他人の考えをなぞるだけでなく、自らの思考を重視することの重要性を伝えています。特に「読書とは他人にものを考えてもらうことである」という言葉が印象的で、ただ多くの本...
感想・レビュー・書評
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前半二章が結構な重たさだった。辛辣な書き振りで精神が疲弊する感じ。一番気になっていた「読書について」の章は落ち着いて読めた。
読書を食事にたとえていたところがとても納得できた。必要なものや都合のいいものだけを摂取して、あとは残らない、たしかにそうだ。
読書メモをとりながら読んでいるけれど、それもやっぱり共感できる内容や、ためになることが多くなりがちだ。そういう姿勢を見透かされているように感じた。
一方で、悪書は読むなといいつつ、悪書とはどのようなものかにまでは触れられていない(付録・補遺らしいので本編に書いてあるのかも?)点や、時代が変わり過ぎている(1851年の著作?)点が、受け入れにくく感じるのかなとも思った。
今の時代にショウペンハウエルがいたとしても、辛辣なことには変わりなさそうだけれど……。笑詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読書とは、他人にものを考えてもらうことである。
1日を多読に費やす勤勉な人間は、次第に自分でものを考える力を失っていく。
読書について最高に皮肉のきいた書籍でだった。
読んだだけで終わるんじゃなくて、その後自分の頭で考えることが重要。
多読ばかりだと、自分の頭で考えることができなくなり、読んだものに書かれていることが自分の考えだと錯覚するようになる。
この部分、自分自身にも言い聞かせる必要があるなと。
現代の各SNSやYoutubeなどの情報発信媒体を見るうえでも重なる部分がある。
自分の頭で考える。簡単なようで難しいですね。 -
考えることや本を読むこと、文章を書く事に対して
厳しい愛情を感じられる一冊です。
読書は他人の精神をなぞっている思索の代用品にすぎない。
読んで満足してはいけない、正しいかどうかに関係なく自分の頭で考えることが
何より大切ということが伝わりました。
ショウペンハウエル氏は「読むな」とは一言も言っていなくて
まわりが読んでる、流行ってる、新刊だから
そう言ったことで飛びついて時間を使うのはやめなさいと言っています。
本当に考え抜かれた文章だけを読みなさい、と。
納得したり覚えていたい言葉がたくさんありすぎて付箋だらけになりました。
この本を噛み砕いて自分の栄養にするには
1回の読書では足りないですね。 -
学者とは書物を読破した人、思想家、天才とは人類の蒙をひらき、その前進を促す者で、世界という書物を直接読破した人のことである。
感服した。 -
チラッとだけ読んだ。多分理解してない。
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著者の哲学的読書観とも言うべき、皮肉たっぷりの内容。
仰ることはもちろん当たり前とも言えるが、本質をついている。
何も考えずに多読すると、ものを考える力を失っていくというのは、
わかるきがするq。。 -
難しかった……
読むために読む(しかも全然読み解けていない)という、たぶんまさにこの著者に殴られそうな読み方をしてしまった。
思考の放棄に対する警句や批判であることはわかる。時代背景もあるだろうけど、民草は蒙昧である、とでもいうような価値観がある気がする。(あとがきにも天才主義的に見えるかも的一文があるが)
でもこの著者は、本を書くという行為にものすごい真剣さや、重責を負う覚悟などを持っていただろうな、という凄みは感じた。玉石混淆に誰でも発信できる時代にあってこの本の内容をどう受け止めるかというのは、書いてあるままであってはならないだろうな。
思想は、自分自身のために思索し、たどり着いた当人にとってのみ価値をもつもの、という説明に惹かれた。 -
あとからジワジワくる。
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哲学者の方はみなさんこんなに批判的なの?
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借りてきた思想、思索ではなく自ら考えなさい。
そして、美しく豊かな精神を持つ幸福を得なさい。
悪書を避け、良書を読みなさい。
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