- Amazon.co.jp ・本 (424ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000073639
作品紹介・あらすじ
二百年の長い間、世界各国で圧倒的な人気をあつめてきた『巌窟王』の完訳。無実の罪によって投獄された若者ダンテスは、十四年間の忍耐と努力ののち脱出に成功、モンテ・クリスト島の宝を手に入れて報恩と復讐の計画を着々と進めてゆく。
感想・レビュー・書評
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商船の一等運転士であるエドモン・ダンテスは、若くして船長へ推挙を受け、また、最愛の恋人メルセデスとの婚約をかわし、その未来は希望に満ちあふれていた。しかし、彼を妬む友人の謀略や、検事ヴィルフォールの保身のための画策にあい、無実の罪で牢獄へおくられることになる。ダンテスは絶望の日々の後、ファリア司祭という囚人と知り合い、様々な知識・学問を授かる。そして、司祭との語り合いの中で、自分の罪は謀られたものだったことに気付かされる。
<blockquote>人智のなかにかくれているふしぎな鉱脈を掘るためには、不幸というものが必要なのだ。火薬を爆発させるには圧力がいる。監獄生活というやつは、ほうぼうに散らばっていたわしの才能を一つの点に集めてくれた(ファリア司祭の言葉)</blockquote> -
★★★★☆
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アニメ巌窟王の原作だということで読んだ。政治の話はすこし難しくて斜め読みしたが、ダンテスがファリア司祭に出会ってからの展開がとても面白くて引き込まれた。
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児童書の巌窟王がダイジェスト版とのことで実際の物語を読んでみた。
これが140年以上前の作品とは思えないくらい面白い。
2014/10 -
フィリア司祭に接触するまですこし長かったが、それ以後は貪るように読み終えてしまった。無人島に持っていく本に選ばれていただけある本というのも納得できた。
著者プロフィール
アレクサンドル・デュマの作品





