童話集 銀河鉄道の夜 他十四篇 (ワイド版岩波文庫)

著者 :
制作 : 谷川 徹三 
  • 岩波書店
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本棚登録 : 104
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000073707

感想・レビュー・書評

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  • やはりどんぐりと山猫はいいなあ。

    銀河鉄道の夜、何度か読んで理解を深めたいと思う。
    うつくしい銀河とジョバンニの孤独の明暗差。
    カンパネルラの存在。
    ほんとうのしあわせとは何か。
    今は断片的にしか理解できない。

    ジョバンニはカンパネルラと過ごすことに幸福を感じて、少々依存しているようにも思える。
    でも、カンパネルラが死んでも、日常は続いている。決して豊かとはいえない毎日が。
    その中で、ほんとうのしあわせを掴まなければならない。誰かを助けることもそうだけど、ジョバンニ本人が心から幸せになれることもきっとあるはず。

    ほんとうのしあわせのために、カンパネルラと別れなければならなかったのかな?

    人の縁とは、誠に不思議である。

著者プロフィール

1896年(明治29年)岩手県生まれの詩人、童話作家。花巻農学校の教師をするかたわら、1924年(大正13年)詩集『春と修羅』、童話集『注文の多い料理店』を出版するが、生前は理解されることがなかった。また、生涯を通して熱心な仏教の信者でもあった。他に『オツベルと象』『グスグープドリの伝記』『風の又三郎』『銀河鉄道の夜』『セロ弾きのゴーシュ』など、たくさんの童話を書いた。

「2021年 『版画絵本 宮沢賢治 全6巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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