エピジェネティクス入門―三毛猫の模様はどう決まるのか (岩波科学ライブラリー)

著者 : 佐々木裕之
  • 岩波書店 (2005年5月12日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (92ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000074414

作品紹介

三毛猫の三毛模様、アサガオの絞り模様…。遺伝子は同じでも、生物にはさまざまな外見や個性がある。これは遺伝子の働きを調整するエピジェネティクスによって、偶然をも取り込みつつ決められている。遺伝子を陰でダイナミックに操るしくみと、それによって生まれるさまざまな現象を解説し、病気との関係や新しい治療法開発の可能性を紹介する。

エピジェネティクス入門―三毛猫の模様はどう決まるのか (岩波科学ライブラリー)の感想・レビュー・書評

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  • 前々から気になっていたエピジェネティクス。遺伝子では無いが、とても重要な役割を担っているのだと耳にした時から気になっていた。DNAが設計図ならばエピジェネティクスは何とかかんとか。兎に角、もう少し実態を知りたいと思って買った本。その分量、僅か100頁足らず、もちろん「入門」のタイトルに惹かれて手が伸びたのだが、実態は別次元の入口だった。平易な言葉でスタートするのだが、句読点を境に突如として頭の中に何も浮かばない言葉が並んでくるのである。なんとか最後までたどり着いたけれど、当初の目的であるエピジェネティクスは●●●などと受け売り出来るほど知識は入ってこなかった。カラダのどの細胞からも同じDNAが採取出来るという、とても当たり前の話なのに全くイメージが出来なかった事が多少分かるようになった点が、唯一の収穫? また日を改めてエピジェネには挑戦したいなぁ〜

  • エピジェネティクスというのは、ジェネティクスつまり遺伝子が
    決まった後に、どう発生が決定されていくかというメカニズムを
    解明することである。

    遺伝子(ゲノム)はあらゆる細胞で全ての部分が読めるわけじゃなくて細胞の種類によってon,offが決まる。

    むしろ、on,offによって細胞の種類が決まるといってもいいんだけど。

    本を読んでみておもったのは「エピジェネティクス」と呼ばれるものでも,分子生物学の視点からみると,僕が勝手に思っていた「生後獲得的」のイメージとは随分ちがうな,ということだ.

    生命のプロセスをゲノム、つまり分子ベースで見つめている。
    そのon,offをつかさどる部分をやはり、分子レベルでみようとしている。そういう狭い領域のダイナミクスで捉えようとしている.
    つまりスタンス的にはゲノムをど真ん中にすえる、分子生物学のスタンス。

    分子生物学の視点から,もう少し,後天的なプロセスを捉えようとしている,,そんなかんじだった.

  • 勉強になりました。

  • 遺伝子が働くかどうかを調整する機能としてのエピジェネティクス。機能がおかしくなると病気にもなるし逆に治療にも使える。
    遺伝子の世界はまだまだ奥が深い。

  • 新しい進化の考え方でもあるエピジェネティクスについて、実例を挙げながら解説した入門書。
    研究者らしい淡々とした、文章に好感が持てる。

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