クマムシ?!: 小さな怪物 (岩波科学ライブラリー 122)

著者 :
  • 岩波書店
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感想 : 67
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  • Amazon.co.jp ・本 (112ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000074629

感想・レビュー・書評

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  • 面白すぎて、読みかけで電車降りるのが嫌で会社さぼりたくなる。そして、図版の充実がすばらしい。クマムシへの愛が溢れた可笑しな記述もたくさん。。

  • ワークショップ「境界に遊ぶ」:図書館のおすすめ本

  • めちゃ面白い。薄いけど、科学者のちゃんと書いた本って感じ。

  • クマムシの生態などその存在自体は非常に興味深い。
    しかしあくまで書籍の評価を考えると、少々同著は雑かと思え★1つ。
    岩波科学ライブラリーも初めてなので、もしかするとこういう趣向なのかもしれないが、「読ませる本」として上手く成立していないと思う。
    素材は面白いが、研究対象とする人口が少ないのも影響しているのか、いかにも筋立てが粗っぽい。

  • 本書は単なるクマムシの解説書ではなく、著者による飼育観察記録でもある。全体的に図が豊富でよい。乾燥して樽になるオニクマムシ➡蘇生するオニクマムシの図(http://www.iwanami.co.jp/moreinfo/0074620/index.html)は必見。

    電子顕微鏡写真のクマムシは雄々しくゴツいが、他の口絵&写真ではクマというよりどこかとぼけたモグラエビって感じで可愛らしい♪

    (図書館)

  • 20120512
    「いったん深みにはまると、別の深みにも出会うことになる」という記述に妙に納得。
    近所のコケを観察してみよう。

  • 短い足でノコノコ歩き、どこにでもいる。乾くと樽型になり、「最強の生物」という伝説まで流布するクマムシ。図版もまことにかわいらしい。
    本書はクマムシの初心者向け解説書なのだが、それよりなにより著者(生物学者)のわくわく感が何とも魅力的。その筋の少年少女に与えたら好影響まちがいなしだ。文系社会人の私には何の役にもたたないかと思いきや、何か元気出たというおまけつき。

  • クマムシの解説のようにみえて、著者のクマムシ愛をアピールする本です。餌を一生懸命探したり、さまざまな条件で観察したり。
    クマムシの中には放射線放射に耐えるものがあり、DNA修復力が高いのでは、といわれているそうです。クマムシゲノムの解析に期待します。がんばれ!

  •  「なにをしても死なない最強の生物」クマムシという風説が巷に広がっているようだが、それは完全な誤謬である。クマムシは簡単に死んでしまう。餌を与えなかったら息絶えるし、歩いている状態でお湯をかけられたら死んでしまう。知る人ぞ知る最強形態の樽型になったとしても、針でつつけば割れてしまう。急激な乾燥に耐えることもできない。本書を読めば、クマムシにまつわる基礎的知識を得るとともにその興味深い世界に魅了されることになるだろう。ちょっとクマムシを飼ってみたい。そう思う人も少なくないはずである。

  • クマムシファンに勧められて読みました。最初にクマムシを写真で見たときは、掃除機のフィルターバッグを思わせるそのグロテスクさにショックを禁じ得ませんでしたが、この本を読んでみると、なるほどかわいい生き物だと思いました。

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著者プロフィール

白百合女子大学人間総合学部教授

「2021年 『チャイルド・アートの発達心理学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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