新型インフルエンザH5N1 (岩波科学ライブラリー 139)

著者 :
  • 岩波書店
3.25
  • (1)
  • (2)
  • (3)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 29
感想 : 8
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (117ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000074797

作品紹介・あらすじ

発生は時間の問題といわれる新型インフルエンザH5N1。ヒトは免疫をもたないため、ふれれば必ず感染する。その毒性は、わたしたちの知る「インフルエンザ」とは比べものにならない。全身感染で、数日のうちに死に至らしめられる可能性が高い。国内に侵入すれば、あっという間に拡大する。来るその日に備えて、その科学的メカニズムを知ろう。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ふむ

  • オオカミ少年か

  • 105円購入2012-04-08

  • ※2009年当時の感想。

    個人的には、本書は
    「H5N1について、初心者レベルから踏み込んで、より深く知りたい」
    という人向けの本だと思います。
    従って、本書はやや専門的な内容もあり、一般向けというよりも、ある程度仕事などで関わりのある人向けという感じです。仕事などで関わりのある人も、新型インフルエンザ対策については様々な業務の方が関わっているので、それぞれの立場から本書の要否をお考えください。

    難しい内容を分かりやすく書いてくれているのが、とても有り難く感じました。

    ただし、著者の本は、「空気感染はある」かつ「(ヒト-ヒト感染する新型インフルエンザになった時点でも)致死率が極めて高い」という前提のものですので、その点は留意して読んだほうがよいと思います。

  • 身震いする内容。なんとなく聞いていた鳥インフルエンザも調べてみると従来のインフルエンザとは全く異なる種類であることが分かった。
    すでに鳥ではパンデミックであり、ヒトーヒトへの感染が起こる可能性がいつでもありうるということです。
    いざパンデミックになると、医療や仕事が止まる事は想像できたけど、物流も止まり全く立ちいかない状態になることが分かった。
    今のうちにタミフルって自宅に備蓄できないもんかねぇ。そして鳥インフルエンザって名前やめよう。気持ちはわかるけど緊迫感無さすぎだ。

  • 2007年に出版された本だから、そのあとの世界的な大流行を見てる私たちとしては少し不思議な感じ。

    強毒性の鳥インフルエンザの怖さや、ワクチンを準備するまでにも様々な問題があって…というのがよくわかった。

    日本のインフルエンザ対策にもちょっと疑問を持たなければならないのかもしれないなぁ。。

  • 『フェイズ3:新しい亜型のインフルエンザウィルスによる動物からヒトへの感染が見られる。ヒトからヒトへの連続した感染伝播はないが、非常にまれに密接な接触者への感染が見られる』←今ココ

  • H5N1についてその構造や症状、感染防止対策など多面的に解説したわかりやすい本です。

全8件中 1 - 8件を表示

著者プロフィール

白鷗大学教育学部教授。専門は、感染免疫学、公衆衛生学。共立薬科大学(現慶應義塾大学薬学部)大学院修士課程修了、順天堂大学大学院医学研究科博士課程中退。ドイツ・マールブルク大学医学部ウイルス学研究所に留学、国立感染症研究所研究員、日本経団連21世紀政策研究所シニア・アソシエイトなどを経て、現職。NHKラジオ「室井滋の感染症劇場」作・脚本・監修。著書に『正しく怖がる感染症』(ちくまプリマ―新書)、『どうする!? 新型コロナ』(岩波ブックレット)、『人類vs感染症』(岩波ジュニア新書)、『キャラでわかる! はじめての感染症図鑑』(日本図書センター)、『病いと癒しの人間史』(日本評論社)、『学校の感染症対策』(東山書房)などがある。

「2020年 『知っておきたい感染症【新版】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

岡田晴恵の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×