新版 再現!巨大隕石衝突―6500万年前の謎を解く (岩波科学ライブラリー)
- 岩波書店 (2009年2月10日発売)


- Amazon.co.jp ・本 (121ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000074957
作品紹介・あらすじ
時は白亜紀末。メキシコ・ユカタン半島の沖合いに、突如、直径10キロメートルもの巨大隕石が落下した。大地を揺るがす激烈なインパクト。次々と押し寄せる大津波。恐竜を絶滅へと追い込んだ破局的な激変とは、いったい、どんなものだったのか。地球史上の一大事件を克明に再現した旧著に、最新の研究成果を加えてアップデートする。
感想・レビュー・書評
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隕石で巨大津波が発生する
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ユカタン半島に落ちたであろう巨大隕石の痕跡を、キューバに求めるという本。その痕跡が実際にあるけど、地層が出ているのが軍用地だったりして、結構調査そのものが大変そう。
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チチュルブクレーター。K/T境界層。概要は知っていたけど,調査の実際まで含めてある程度詳しく読めたのは良かった。著者はキューバの露頭を調査したそうで,そこでは厚いところでK/T境界層の厚みが数百メートルにもなるとか驚いた。当時そこは海底で,隕石衝突による地震での土砂崩れと,引き続く数百メートルの津波で,ものすごい量の堆積があったって。あの隕石は,地殻をほとんど貫通するほどめり込んで,そこで大爆発。周囲の海水を瞬時に蒸発させ,しばらくすると四方から怒濤のように流れ込んできた海水がとんでもない高さの水柱をつくる。そしてそれが無慈悲に崩壊…。何だかすべてが桁違いで恐ろしい。
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図書館に行く用事があったのに返す本と借りる本のことで頭がいっぱい
で、仕事場で読む本のことをすっかり忘れていた。というわけで簡単に
読める本と言うことで手に取った、今話題の隕石関連本(笑)。
と言ってもこの本で扱っているのは恐竜を滅ぼしたと言われる6500万
年前にユカタン半島に落ちたあの巨大な隕石である。
実直で好感の持てる一冊だったと思う。一番興味深かったのは、
クレーターがなぜほとんど円形で楕円形にならないかという点かな。 -
ユカタン半島にクレーター。6500万年前巨大隕石衝突!
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[ 内容 ]
時は白亜紀末。
メキシコ・ユカタン半島の沖合いに、突如、直径10キロメートルもの巨大隕石が落下した。
大地を揺るがす激烈なインパクト。
次々と押し寄せる大津波。
恐竜を絶滅へと追い込んだ破局的な激変とは、いったい、どんなものだったのか。
地球史上の一大事件を克明に再現した旧著に、最新の研究成果を加えてアップデートする。
[ 目次 ]
1 プロローグ―アルバレスの仮説
2 隕石衝突の証拠
3 地層の語ること
4 津波のシミュレーション
5 地球への影響
6 その後の進展
7 エピローグ
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
地質学からユカタン半島に衝突した巨大隕石の姿をあばいて行く内容です。津波のシミュレーションとか動画で見てみたいなあ。少し古い内容ですが最近の情報も最後の章で補足があります。なかなか楽しい内容でした。
著者プロフィール
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