再現!巨大隕石衝突 6500万年前の謎を解く (岩波科学ライブラリー 155)

  • 岩波書店 (2009年2月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (128ページ) / ISBN・EAN: 9784000074957

みんなの感想まとめ

地球環境問題や文明の課題を理解するために、地球環境史の解読が重要であることをテーマにした作品です。最新の研究成果や調査プロセスを通じて、K-T境界大量絶滅や隕石衝突による巨大津波の再現が詳細に描かれて...

感想・レビュー・書評

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  • 先日読んだ『巨大隕石の衝突』(1997年発刊)に続いて読んだ。旧版(1999年発刊)を改訂したもので、本書の発刊は2009年。
    最新の研究成果だけでなく、その調査のプロセスや裏話なども書かれている。本書冒頭の「新版の刊行にあたって」には「地球環境問題をはじめとする文明の諸問題の解決のためには、地球システムの理解が不可欠で、そのためには地球環境史(古環境)の解読をするフィールドワーカーの養成が必須」とある。
    松井孝典の専門は「地球・惑星物理学」で短く言うと「比較惑星学」、さらに短く言うと「惑星科学』となるらしい。1986年に論文「水惑星の理論」を『nature』に発表して名を上げた。
    本書は調査に当たった地名が細かく記されるのが煩わしく感じるところもあり、前回の『巨大隕石の衝突』ほどのめり込めなかった。あと、「岩波科学ライブラリー」は行間が広いために冗長に感じる。

  • 隕石で巨大津波が発生する

  • ユカタン半島に落ちたであろう巨大隕石の痕跡を、キューバに求めるという本。その痕跡が実際にあるけど、地層が出ているのが軍用地だったりして、結構調査そのものが大変そう。

  •  チチュルブクレーター。K/T境界層。概要は知っていたけど,調査の実際まで含めてある程度詳しく読めたのは良かった。著者はキューバの露頭を調査したそうで,そこでは厚いところでK/T境界層の厚みが数百メートルにもなるとか驚いた。当時そこは海底で,隕石衝突による地震での土砂崩れと,引き続く数百メートルの津波で,ものすごい量の堆積があったって。あの隕石は,地殻をほとんど貫通するほどめり込んで,そこで大爆発。周囲の海水を瞬時に蒸発させ,しばらくすると四方から怒濤のように流れ込んできた海水がとんでもない高さの水柱をつくる。そしてそれが無慈悲に崩壊…。何だかすべてが桁違いで恐ろしい。

  • 図書館に行く用事があったのに返す本と借りる本のことで頭がいっぱい
    で、仕事場で読む本のことをすっかり忘れていた。というわけで簡単に
    読める本と言うことで手に取った、今話題の隕石関連本(笑)。

    と言ってもこの本で扱っているのは恐竜を滅ぼしたと言われる6500万
    年前にユカタン半島に落ちたあの巨大な隕石である。

    実直で好感の持てる一冊だったと思う。一番興味深かったのは、
    クレーターがなぜほとんど円形で楕円形にならないかという点かな。

  • ユカタン半島にクレーター。6500万年前巨大隕石衝突!

  • [ 内容 ]
    時は白亜紀末。
    メキシコ・ユカタン半島の沖合いに、突如、直径10キロメートルもの巨大隕石が落下した。
    大地を揺るがす激烈なインパクト。
    次々と押し寄せる大津波。
    恐竜を絶滅へと追い込んだ破局的な激変とは、いったい、どんなものだったのか。
    地球史上の一大事件を克明に再現した旧著に、最新の研究成果を加えてアップデートする。

    [ 目次 ]
    1 プロローグ―アルバレスの仮説
    2 隕石衝突の証拠
    3 地層の語ること
    4 津波のシミュレーション
    5 地球への影響
    6 その後の進展
    7 エピローグ

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著者プロフィール

1946年静岡県生まれ。
1972年東京大学博士課程修了。
複雑理工学、地球惑星科学専攻。
現在、東京大学大学院教授。
著書 『宇宙人としての生き方』
『お父さんと行く地球大冒険』(以上岩波書店)
『惑星科学入門』(講談社)
『一万年目の「人間圏」』(ワック)
『地球・宇宙・そして人間』(徳間書店)
『宇宙誌』(徳間書店)など多数。
テレビ出演・雑誌等で活躍中。

「2005年 『「人間圏」の未来』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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