解析力学 (物理入門コース 2)

著者 :
  • 岩波書店
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000076425

感想・レビュー・書評

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  • 入門者が解析力学を学ぶ場合、何故こんなものを学ぶ必要があるのか、という疑問が常に頭に浮かぶ。だから初学者が学ぶ際には、まずこの問いにはっきり答えられるようにならねばならない<br>
    私は何年もかけてやっと分かったのが、要するに「あなたもワタシもHamiltonian」ということだ(激謎)。すなわちあらゆる系のハミルトニアンを書き下せればあとは正準方程式で「---終了---」だということが解析力学のキモであり、量子力学の講義へと繋がっていく。そのことをもっと強調してくれないと、数式を弄んで一冊終わったナァという読了感しか残らない<br>
    <br>
    ……と無茶苦茶けなしてしまいましたが、解析力学の本は小難しい本が多い中、この本は他のシリーズと同様初学者をきちんと意識されて書かれているので、入門者にはやはりオススメしたいと思います

  • 入門すぎて泣けた…
    ネーターの定理や保存量の対称性による議論、Poisson括弧式の例の少なさ、など色々物足りない一冊。
    物理系の学科の人はこれだけじゃ厳しいでしょ。
    証明も少ないし。数式全然でてこないし。
    でも雑談的な内容はとても面白い。

  • 岩波の物理シリーズは言わずと知れた王道シリーズですね。
    中でも実際特に役に立ったものの一つがこちら。
    丁寧な書き方は物理学生にとっては当たり前ですね。

    2015年度 理学図書室 貸出第19位

    理図書 420.8||B97||2 11279827

  • 説明は淡白だけど十分な内容です。とりあえず最初はラグランジアンやらハミルトニアンが作れれば解析力学のありがたさはわかると思うので、その点では十分役に立つと思います。シリーズ全体がそうですが、初学者向けです。

  • 学部1年の頃の解析力学の教科書。

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著者プロフィール

東京大学名誉教授、山梨大学名誉教授、理学博士。1927年 東京都に生まれる。東京大学理学部卒業、東京大学助手・助教授・教授、ジュネーブ大学招聘教授、山梨大学学長などを歴任。専攻は分子物理学、固体物理学。著書多数。

「2023年 『物理学(新装版)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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