統計力学 (岩波基礎物理シリーズ 7)

著者 : 長岡洋介

• 岩波書店 (1994年7月6日発売)

感想・レビュー・書評

[名古屋大学理学図書室さんの感想 · 2013年10月31日]

ちょくちょく入るイラストのおかげで何となく親しめました。笑
物理学生の王道かもしれません。

2013年度　物理学科学生の貸出　第１位
2015年度　理学図書室　貸出第４位
2017年度　理学図書室　貸出第3位

理図書 420.8||I95||7 11155186

[豆腐小僧さんの感想 · 2011年10月6日]

統計力学がわかった気になれる好著。ランダウの統計物理が元ネタらしい。ただし、あくまで入門書なのでシンプルな話しか出てこない、
この本を読んだら更に次の本に進む必要がある。

[baxさんの感想 · 2010年7月20日]

［　内容　］
教育経験豊かな著者たちが理工系1～3年の大学生にマッチするように書き下ろした清新な教科書・参考書シリーズ。
物理的意味を重視し、適切な演習問題を配したので、将来理工系のどの分野に進むにも十分な力が自然につく。
物質の多彩な性質を解明する統計力学の考え方と方法を、理想気体から強磁性体まで、さまざまな具体的問題を通して明快に解説する。

［　目次　］
１　統計力学の基礎
２　ミクロカノニカル分布とエントロピー
３　カノニカル分布と自由エネルギー
４　古典統計力学の近似
５　低温と量子効果
６　開いた系と化学ポテンシャル
７　フェルミ統計とボース統計
８　２次の相転移

［　ＰＯＰ　］


［　おすすめ度　］

☆☆☆☆☆☆☆　おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆　文章
☆☆☆☆☆☆☆　ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆　メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆　冒険性
☆☆☆☆☆☆☆　読後の個人的な満足度
共感度（空振り三振・一部・参った！）
読書の速度（時間がかかった・普通・一気に読んだ）

［　関連図書　］


［　参考となる書評　］

[アオネさんの感想 · 2007年11月13日]

唯一統計力学で読みきった本です。初めて統計に触れる際には非常に良い本だと思います。章立ても丁度良い長さになっているし、解説も濃すぎず薄すぎず、扱ってるテーマも基本はだいたいカバーしているし、例なんぞはむしろ多いくらいです。計算のフォローは大変な部分が若干無いわけでは無いですが、その辺りは久保さんの本とか見れば載ってるのでそちらを参考にしたりなど。

著者プロフィール

京都大学名誉教授、名古屋大学名誉教授、理学博士。1933年 岩手県に生まれる。東京大学理学部卒業、東京大学大学院数物系研究科博士課程修了。京都大学助手、名古屋大学助教授・教授、京都大学基礎物理学研究所教授・所長、関西大学教授などを歴任。

「1992年 『振動と波』 で使われていた紹介文から引用しています。」