アンリ・カルティエ=ブレッソン写真集成

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本棚登録 : 85
レビュー : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (429ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000082143

感想・レビュー・書評

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  • 現在、本棚に鎮座しているなかで最も高価な本。おそらく彼以外の写真集を買う機会は今後訪れることがないだろう(否、土門拳の『筑豊のこどもたち』も捨てがたい)。願わくばあと一冊、『ポートレイト 内なる静寂』を手元に置きたい。いやはや前座にドキュメンタリー映画『瞬間の記憶』のDVDもあわせて揃えたい。ああ、きりがない。

  • HCBファンならぜひ読んでおきたい1冊。

  • ブレッソンが亡くなる直前に出された総集編的な写真集。大型本。「つまりいったい何者なのだ?」という副題。この人の写真は腹が立つくらいにきれいだな、と思うし、神が降りてる、その瞬間瞬間に。ベケットのポートレイトがとてもかっこよかったりっていうのも印象的。(11/9/10)

  • 彼の「決定的瞬間」という言葉は有名ですが、この写真集を見て、感じるのは、素の人間としての眼差しでした。お気に入りはガンジーを撮った一連の作品と「死者の家、シンガポール」の一枚。深い。

  • ルーブル美術館のルーベンスの絵の前で、アンリ・カルティエ=ブレッソンは、「写真は短刀の一刺し 絵画は瞑想」 と言った。

    24歳の時、ライカを手にしたアンリ・カルティエ=ブレッソンは、ロバート・キャパらと国際写真集団「マグナム」を結成。
    世界各国を飛びまわる先駆的な報道写真家であった。
    アンリは決定的瞬間の巨匠であり芸術家だった。彼が亡くなったのは2004年8月、享年95歳。

    2003年にパリで大規模な回顧展を開き、アンリ・カルティエ=ブレッソン財団が設立。この年に出された写真集が本書である。

    「つまりいったい何者なのだ」 という一文からはじまるこの写真集には602枚の写真、デッサン、絵画などがおさめられており、まさしくアンリ・カルティエ=ブレッソンの仕事の歴史であり、芸術の集大成である。

  • やはり…スバラシイ!

  • 恵比寿の写真美術館で出会った偉大な写真家。
    帯にあった「これまで一度として写真そのものに情熱を傾けたことはない。私が愛するのは、自らをも忘れる一瞬のうちに、被写体がもたらす感動と
    形状の美しさを記録する写真の可能性だ。そこに現れたものが呼び起こす幾何学だ」という言葉に感化され購入。
    美術館で彼の写真を見て思ったのは、
    「こんなに良い表情や、おもしろい情景(多くは人)があるのに、僕はぜんぜん眼を向けてないんだな」ってこと。
    眼を向ければ自然に豊かな感情が湧いてくるから、それはとてももったいない事。
    視点の広さと、非効率性を楽しむ余裕が足りないということ。
    人間の美しさは瞬間にあって、それを的確に伝える写真を数多くとり続けた彼はあまりに偉大。
    出来るだけ彼の視点を自分に内面化させて、豊かな綺麗なものを人生で探していきたい。

    「方法論がなんであれ、簡潔で純粋な表現は思い切り削ぎ落とさなければ手に出来ない」

    「写真を撮るとは、過ぎ去ろうとする現実を目の前に持ちうる能力のすべてを結集し息を殺すこと」

    「出来事そのものにはおもしろみはない。重要なのは出来事の中から、現実の本質を表す真の出来事を選び出し、捉えること」

    「顔の表情ほどはかなく、うつろいやすいものはないだろう」

    「写真とは、永続的な視覚の刺激の中に、ごく自然発生的に生じる瞬間と瞬間の永遠性を捉える衝動だ」

    「カメラはなぜに答える道具でない。それを喚起するもの」

    「知性は感性を研ぎ澄ますための道具だ」

    「肉体と精神を一緒にしなければならない」

  • 決定的瞬間!

    (2009年 5月 27冊目)

  • 『アンリ・カルティエ=ブレッソン 瞬間の記憶』を観ました。

    映画のレビューを書きたいと思ったけれど、アマゾンでの扱いがないので、とりあえず、写真集で記録。
    映画での彼の言葉も示唆に富んだものばかり。

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アンリカルティエ=ブレッソンの作品

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