ポートレイト 内なる静寂 アンリ・カルティエ=ブレッソン写真集

  • 岩波書店 (2006年10月5日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (160ページ) / ISBN・EAN: 9784000082204

みんなの感想まとめ

多様な著名人のポートレートを収めたこの写真集は、20世紀の映像作家による独自の視点が光ります。50年以上にわたって撮影された作品は、単なる肖像を超え、被写体の内面に迫る深い眼差しを感じさせます。特に、...

感想・レビュー・書評

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  • 私は内なる静寂をとらえたい、私は訳したいのはその人格である

  • 「決定的瞬間」で有名な超の付く大先生。しかしポトレも意外素晴らしい。

    日本人は「ボケのパイオニア」の様に言われるけれど、シモーヌ・ド・ポーヴォワールを拝見すると既にこの大先生は普通に綺麗な背景ボケをやっている。

    有名人男性が自宅でキッチリネクタイを締めスーツを着ている。普通自宅ではラフな格好だと思うし、そう言う人も幾らか撮影されている。
    思うにそういう人の背後には口うるさい奥様が居られて、「あんた、偉い写真家の先生が来るんだからちゃんとした格好しなさいよ、ホラ、ネクタイが曲がっているわよっ!」こんな調子ではないだろうか。

    ジュリオ=キューリー夫妻(マリー・キューリーの次女夫妻)はパリ解放の前なのか後なのか、奥さんの表情が微妙だ。夫君はフランスで初めて原子炉を灯した。

    同じく核関連の物理学者ではかのオッペンハイマーも収められている。

  • 読書室ポワロでふと見かけて。ポートレイト集。老境で撮られるか壮年期に撮られるか若き日に撮られるかで、だいぶ印象が違うだろうなあとは思いつつ。意外や聞かん気の強そうなトルーマン・カポーティ。しっとりした美しさのマリリン・モンローあたりが印象に。あとは、メシアンやオネゲルやストラヴィンスキーら、作曲家たちの肖像がみられて個人的にはよかった。

  • 20世紀を代表する写真家・映像作家、アンリ・カルティエ=ブレッソン。とりわけ、彼のポートレイトは、写真史に残る傑作も多いです。時代をいろどった著名人だけでなく、きわだった印象とその容貌に惹かれてごく普通のひとびとなど、彼が50年以上にわたり撮影しつづけたポートレートを集めた一冊です。

  • 20世紀を代表する映像作家アンリ・カルティエ=ブレッソンが、50年以上にわたり撮り続けたポートレイトの写真集。
    撮影者と被写体の交際は、芯に深く入った眼差しの織物のようである。撮影者の被写体にどこまでも踏み込んで行く勇気に心を惹かれ、撮影者の心持ちと一瞬であっても同化したときに、胸を撃たれる。被写体だけではなく、この写真集を贈られた人間の精神の勇躍をまで摑む解像力の高い水晶体の洞察の的確さに、驚嘆する。折に触れて繰り返し眺め、撮影者と被写体のあいだに滑り込み、さまよい泳ぎ、彼らの心根から養分を取りたい。

  • 有名人のポートレートがイッパイ。

    キング牧師、ジャン・ジュネ、ストラヴィンスキー、ヴィスコンティ、若き日のカポーティ、ユング、ネルー、ディオール、ロラン・バルト、ル・クレジオ、レオノール・フィニー、カミュ、ロブ・グリエ、メシアン、ソンタグ、ミロ、山口光圓、シャネル、サルトル………。

    各分野のスーパースターがここまで並ぶと圧巻。

    ジュネの顔とか、初めて見たわ。

  • 被写体は、おしべてみなリラックスしている。というより、全身の力を抜いている。
    この絶妙な距離感。見守る距離感だ。
    それにしても、アンリ・カルティエ=ブレッソンが、撮った有名人の陣列に驚く。そして、それは決して偉人風でなく、みな人間であることを思い知らせてくれる。
    中でも私は「わが管理人夫人」がお気に入り。こういう家族でないけど、身近にいる人の存在を撮った彼に脱帽である。
    写真ポートレイト作品の最高傑作集。

  • 著名な方がたくさんのポートレイト。

    成し遂げた何かが、写真から伝わっているのか。
    それとも、やはり誰でもただの1人だからこその人間くささが伝わってるのか。

    年を重ねた人が多くて、私もこんな風に味のある老人になりたいと思った。

    購入のきっかけは、サントリーミュージアム[天保山]での
    アンリ・カルティエブレッソン展より

  • この人ならこういう(顔の)シーンを切り取るのか、と
    興味深い。

  • ただのポートレートじゃないよ。オシャレすぎるもの

  • 人を撮るってこういうことなんだ・・・!

  • 僕の墓場には、これを入れてください。

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著者プロフィール

堀内誠一の長女。1974年から約7年間、家族とともにフランス・パリ郊外で暮らす。メーカー勤務を経て、フランス語の通訳・翻訳業に従事。堀内事務所代表。

「2024年 『父・堀内誠一が居る家 パリの日々』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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