パリ: ロベール・ドアノー写真集

  • 岩波書店
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本棚登録 : 26
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (393ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000082297

作品紹介・あらすじ

パリ中をくまなく歩き回り、人々と日常のドラマを限りないユーモアと愛情をもって写真に捉えたロベール・ドアノー。人間味溢れる588点の写真と撮影手帳に綴られた彼の言葉を収録。

感想・レビュー・書評

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  • "Le jeu du hasard" 偶然の戯れ。
    ドアノーの写真を観ることは彼の目を借りてパリの街を歩き廻ること。それはいたずらをたくらむ子どもだったり、どんな路地裏にも入っていける猫になったりすること。パリの街を誰よりも知っていた写真家。ドアノーにとってカメラは大好きなヒト・モノをたくさん詰めこんだおもちゃ箱みたいなものだったんじゃないかな。被写体との間にある信頼関係と共犯関係にも魅力を感じた。

    《チェスをするレイモン・サヴィニャック》は何度見てもおかしくて笑ってしまう。サヴィニャックは右と左のどちら?

  • 図書館本。

    木村伊兵衛もドアノーも、市井の人々の写真が好きだ。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「市井の人々の写真が好きだ」
      ブレッソンかドアノーか?と訊かれると。ドアノーかなぁ~ブラッサイも好きです。「プラハの光」のヨゼフ・スデクも、...
      「市井の人々の写真が好きだ」
      ブレッソンかドアノーか?と訊かれると。ドアノーかなぁ~ブラッサイも好きです。「プラハの光」のヨゼフ・スデクも、、、書き出したら一杯出てくるので止めます。。。
      2012/10/05
    • Kさん
      >nyancomaruさん

      ブレッソンもいいですね、でもやっぱりドアノーが好きです。
      >nyancomaruさん

      ブレッソンもいいですね、でもやっぱりドアノーが好きです。
      2012/10/07
  • 何度見ても、切り取りかたが絶妙!

  • 圧巻。
    白黒写真でこんなに表情のある
    写真って撮れるんだなあ。
    これ、欲しい。

  • 素敵な写真ばかり。愛らしかったり苦しかったり。アコーディオン弾き・ピエレットドリアンの美しい眉。表情。三白眼にも見える近寄りがたい雰囲気。デザイナー達の登場。庶民の日常。バーでの物語や、占い師が登場したり、変なもの集めてたり、パリの様々な表情を写しています。どの人間もほんと印象的。人間濃い!パリがとても素晴らしかった時代。あぁ麗しゅう。キスの写真うっとりしちゃう。若いマドモアゼルも。こんな大きさでしっかり見れるなんて最高よ☆

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著者プロフィール

1912年パリ生まれ。20世紀フランスを代表する写真家のひとり。邦訳に『パリ ロベール・ドアノー写真集』『芸術家たちの肖像』(ともに岩波書店)、『不完全なレンズで──回想と肖像』(月曜社)など。

「2013年 『ドアノーの贈りもの 田舎の結婚式』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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