第六冊 列伝四 巻三十二~巻四十三 (後漢書)

  • 岩波書店 (2003年11月27日発売)
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本 ・本 (600ページ) / ISBN・EAN: 9784000088664

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  • 班超傳を読む。
    262頁:鄯善は肝(きも)を破り……
     原文:鄯善破膽……。
     原文のほうが正しい。
    274頁:亀茲の疏勒を攻むるに値い(值龜茲攻疏勒)……
     145,147頁の「値」の訓を参考にすれば,「値(あた)り」のあやまり。
    287頁注:大爵(雀)と師子を献ず。
     『後漢書』孝和孝殤帝紀/ 永元十三年「安息國遣使獻師子及條枝大爵」。注「郭義恭『廣志』曰:大爵,……即今之駝鳥也」。
    291頁:貸(ゆる)しを得んことを。
     たぶん「貸(ゆる)しを蒙ることを得んことを」。
    同頁注9:衛の罪を謂う。
    =⇒「衛の罪を請う」。

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著者プロフィール

1937年、京都市生まれ。京都大学文学部史学科卒業、同大学院文学研究科博士過程単位取得退学。東海大学文学部専任講師、京都大学教養部助教授を経て、京都大学人文科学研究所助教授、同教授。2000年、停年退官、京都大学名誉教授。花園大学客員教授、龍谷大学文学部教授を経て、同大学客員教授。日本学士院会員。
〔主著〕『劉裕』(人物往来社。後に中公文庫)、『王羲之―六朝貴族の世界―』(清水新書、清水書院。増補して岩波現代文庫。『六朝精神史研究』(同朋舎出版)、『中国古代人の夢と死』(平凡社選書)、『秦の始皇帝』(集英社。後に講談社学術文庫)、『魏晋清談集』(中国の古典シリーズ、講談社)、『書と道教の周辺』(平凡社)、『古代中国人の不死幻想』(東方選書、東方書店)、『中国人の宗教意識』(中国学芸叢書、創文社)、『読書雑誌―中国の史書と宗教をめぐる十二章―』(岩波書店)、『顔真卿伝―時事はただ天のみぞ知る―』(法蔵館)、訳書に『訓注本後漢書』(全10冊・別冊1、岩波書店)、『高僧伝』(全4冊、船山徹氏と共訳、岩波文庫)など。
二〇二二年、文化勲章受章。

「2019年 『侯景の乱始末記──南朝貴族社会の命運』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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