クールベ (岩波世界の美術)

  • 岩波書店 (2004年11月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784000089807

みんなの感想まとめ

この書籍は、クールベというレアリスト画家の芸術とその影響力を深く掘り下げています。特に、彼の作品が持つ社会的背景や政治的関与、さらには印象派やバルビゾン派への影響についての考察が豊富で、クールベの多面...

感想・レビュー・書評

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  • クールベについて書かれた日本語の書籍は少ない中、本書はクールベ特化型である。
    クールベの海の絵はすごい好きだけどそういえばクールベのことあんまり知らないなと思い読んでみた。
    レアリスト画家であるクールベは自分の考え方に忠実に、芸術家は自由であれと言いつつも経済社会で行けるため稼ぎに寄った絵画も書ける画家だった。文字通り激動の時代に、政治的な絵画による関与から実際に政治家になりボコボコにされた、さらに文字通り激動な人生を生き、バルビゾン派や後の印象派、そしてフランス外の風景画にも影響を与えた西洋美術史において書くことに事欠かない人なのだと知ることができて大変満足である。クールベを知りたい人はまずこれで良いのではないか。
    ただ20年前の書籍であり、個人的には大変読みにくい構成と翻訳だったのでそこだけは注意いたただきたい。

  • 火?の発表のため

    クールベの「ヌード」の位置づけは?

    p. 119
    ともあれ、眠る人物に基づくこのイメージは、女性が身動きせずに観者の視線を受動的に受けるため、クールベのほかの主要作品と比べると大分攻撃性が弱まっている。
    p. 187
    おそらく比較作例について?
    《眠り(フランソワーズ)》と呼ばれる裸体を描いた同時期の絵は―その名前にもかかわらずモデルは特定されていない―、《白い靴下の女》と同じように、靴下をつけて眠っている女を表している。衣服をすっかり脱いだ伝統的な裸体とはまったく異なり、この絵が情事のあとの休息を意味していることは明らかである。
    p. 194-195
    クールベの眠る女性について

    《女とオウム》も何気に室内?

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著者プロフィール

1957年、島根県に生まれる。1981年、東京大学教養学部卒業。1990年、東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。1997年、パリ第4大学にて博士号取得。2015年、フランス共和国芸術文化勲章シュヴァリエを受勲。現在、東京大学大学院総合文化研究科教授。著書、『まなざしのレッスン1 西洋伝統絵画』(東京大学出版会、2001年)、『近代芸術家の表象』(東京大学出版会、2006年、サントリー学芸賞)、『名画に隠された「二重の謎」』(小学館、2012年)、『まなざしのレッスン2 西洋近現代絵画』(東京大学出版会、2015年)、『エドゥアール・マネ 西洋絵画史の革命』(KADOKAWA、2018年)、Histoires de peinture entre France et Japon(The University of Tokyo, UTCP, 2009)他

「2021年 『移り棲む美術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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