それから (漱石文学作品集 8)

著者 :
  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (330ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000090087

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  • 「今日始めて自然の昔に帰るんだ」
    誰かを愛したことを自覚した時、人は強くたくましくなっていくんだな‥と読んでいて感じます。「姦通罪」がある時代に、親友の妻を愛してしまったこと‥それゆえ相当な苦しみと「アンニュイ」に陥る主人公を描いています。有産階級のニート的暮らしぶりは違和感を覚えるかもしれませんが、漱石が伝えたかったのは、『人はパンのみに生きるにあらず』ということだったのではないでしょうか?
    上品なシチュエーションと主人公の内面の分析のち密さから、漱石の知的水準の高さを読みとることができます。
    タイトルの『それから』は、愛のために困難を引き受ける覚悟をした後、という意味にもとれます。純白の百合の花のかぐわしい香りのする作品です。

  • それから

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著者プロフィール

夏目漱石(なつめ そうせき)
1867年2月9日 - 1916年12月9日
江戸・牛込馬場下(新宿区)生まれの小説家、評論家。本名は「夏目金之助」(なつめ きんのすけ)。1890年、帝国大学文科大学英文科に入学。1895~96年には『坊っちゃん』の舞台となった松山中学校で教鞭を執る。1900年、イギリスに留学。1905年、『吾輩は猫である』を俳句雑誌「ホトトギス」に連載し始め、作家活動を本格的に開始。1907年、朝日新聞社に入社。以降、朝日新聞紙上に『三四郎』『それから』『こころ』などの代表作を連載。日本の文学史に多大な影響を与えており、作品は多くの人に親しまれている。学校教科書でも多数作品が採用されている。

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