小説 不如歸 (岩波文芸書初版本復刻シリーズ)

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  • Amazon.co.jp ・本 (395ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000091473

感想・レビュー・書評

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  • …… 「人間はなぜ死ぬのでしょう! 生きたいわ! 千年も万年も」
     
    ── 徳富 蘆花《不如帰 189811‥-189905‥ 国民新聞 1936 岩波書店》18930401
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4000091476
     
    ♀三島 信子 川島 浪子のモデル 1876‥‥ 東京 18960521 20 /病死/弥太郎の妻/大島 巌の娘
     徳富 蘆花(健次郎) 蘇峰の弟 18681208 熊本 19270918 60 /客死/明治 1.1025
     
    ── 七十八歳のトルストイと三十九歳の蘆花、二人の話はいつまでも
    尽きるところがなかった。
    http://d.hatena.ne.jp/adlib/19060630 蘆花の老化 ~ 敬老・傾老・警老 ~
     

  • 伊香保旅行を機に手にした作品。ある一輪の花が風雪に嬲られ、踏みにじられして散りゆくまでを追うお話、そんな風に感じました。

    女というものを捉えて見るに強さが根底にあるものとする本ばかり読んでいたから、美しくも儚い女性のお話が逆に新鮮だったなあ。

  • 8月25日購入。新婚早々肺結核を患った浪子は姑によって実家に戻される。折悪しく夫の武男は海軍で遠洋していたため知らぬ間に愛妻と離縁するかたちになった…愛し合う二人の間には次々と障壁が立ちふさがり…逢いたくて、恋しくて、でも逢えない。世間の体裁、ヨメ姑問題、封建社会など時代を臭わせるなぁ、ていうか、蘆花はそういったいわゆる「悪しき慣習」を批判してるつもりなのでしょうか。あとやっぱりキリスト教よねえ。浪子の命の恩人の、あの老婦…とかさ。精神的においつめられると聖書なんかものすごく救いになってしまうんだろうな。

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