被災地・神戸に生きる人びと: 相談室から見た7年間 (岩波ブックレット NO. 540)

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  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (63ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000092401

感想・レビュー・書評

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  • 良い本悪い本という評価ではなくて、自分のためになったかどうかという星の数だということを書き置く。知らなかったことで知るべきことを知れたから。

    おかえりモネで描かれていた、りょーちんのお父さんがお酒で暴れる描写のその先に、肝硬変で孤独のうちに亡くなってしまった人がいることも知らなかった。被災者であることを理由に就職差別があったことも。震災が浮き彫りにした、読み書きのできない人の存在から生まれた識字教室、そこで文字を書けるようになった人の「自分の力で書きたいと思い、書いては消し、書いては消しで、2日ぐらいかかりました。・・・本当に手紙が届くのか不安でした。10日ほどしてから青い封筒で返事がきた時は、本当に嬉しかった。この喜びは今まで味わったことのない『喜び』でした」という文章。これに心が動いた。

  • 被災地に住む人々は、多数の被害者を出した地震で恐怖の揺れを体験し、地震の時も大変だったが、地震あとの国の対策や、人々の偏見などを感じられます。多くの人が生活を立て直すという気持ちだったが、その中でも残状に耐えられなく、自殺、高齢者の孤独死などが数多く出たことがわかります。人間は何でもできるようになりましたが、唯一自然災害は何ともできないことです。日本は地震大国といわれるので、自分も怖いですが、これから、日本だけではなく世界中が平和で自然災害がなくなることをねがっています。すると、今からでも、私たち一人一人が環境問題を考えながら行動しなければならないと思います。

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著者プロフィール

阪神淡路大震災の発災直後、被災者の生活支援に取り組む「よろず相談室」を設立。定時制高校の教師として働く傍ら、一人暮らしの高齢者を訪ね、世間話をしたり、健康や生活の不安について聞いたりする活動を続けた。震災から10年が経った頃、震災で障害を負った人やその家族の集いを開始。震災(災害)障害者の実態調査や対策を国に求めた。2011年東日本大震災が起きると「阪神の経験を生かしてほしい」と東北に通った。この証言集を最後の仕事に、自らの高齢化を理由に活動の引退を表明している。著書に岩波ブックレット「被災地・神戸に生きる人びとー相談室から見た7年間ー」。本書の元となった証言映像は、2020年「地方の時代」映像祭で入賞が決まっている。(2020/11/5)

「2020年 『希望を握りしめて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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