平和をつくる教育: 軍隊をすてた国コスタリカの子どもたち (岩波ブックレット NO. 575)
- 岩波書店 (2002年8月20日発売)
本棚登録 : 27人
感想 : 4件
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (62ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000092753
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
「軍隊を捨てた国」コスタリカの子供たち・と言う副題がある
この著者は突然父の遺志を継いで、
コスタリカで行われている平和を映画にしようと企画するが、
何処にも「平和」と言うモノがない。
無いものを映画に撮ることに挑戦することになる。
死刑制度廃止・常備軍廃止・積極的永世非武装中立宣言・自然保護・
人権問題・民主主義問題・平和問題を、各教科の中で考える教育の実施
教育費が国家予算の四分の一だという。
暴力の否定ではない平和・
楽しむ生活の中での肯定の平和、
そしてそれを自分で維持する創造力を養う教育。
発展途上国という貧乏に伴う沢山の問題を抱える中で
急がずに子供を育てながら大人も育等としている国。
大統領選挙の投票率が80%を超える国。
18歳から成人で選挙権を持ち、
大人の選挙と同時に17歳までの子供にも模擬投票を実施し、
同じように開票結果を公表する国。
試行錯誤しながら冒険真っ最中の国は面白そうだ。 -
分類=平和・コスタリカ・地理・中南米。02年8月。
全4件中 1 - 4件を表示