パレスチナ、ジェニンの人々は語る 難民キャンプ、イスラエル軍侵攻の爪痕 (岩波ブックレット 583)

  • 岩波書店 (2002年12月20日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (72ページ) / ISBN・EAN: 9784000092838

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  • 岩波ブックレット、「パレスチナ問題8冊すべて読むプロジェクト」の3冊目。

    ジェニンの人々は語る
      岩波ブックレット2002年12月
    土井敏邦(フリージャーナリスト)

    2000年からの第2次インティファーダ中の難民キャンプジェニン(西岸地区北部国境の市)へのイスラエルの侵攻

    当時の西岸地区(自治区)・難民キャンプとイスラエルとの闘いの状況下で何が起こったのか。記者が取材した生の声⋯とても文字にできない。

    感想
    ジェニンの人々が受けたイスラエル兵からの暴力は戦争のイメージではない。取材に応じて話されたどの一つをとっても、野獣と化したごとき彼らの行為は到底容認できるものではない。

    作者は書く。
    パレスチナ人の自爆テロなどの暴力とイスラエル側の報復の暴力を並列し、暴力が暴力を呼ぶ悪循環、「どっちもどっち」と描く報道や評論は問題の本質を見誤らせる。
    根源はイスラエルによる「占領」という構造的な暴力にあると。

    先日読み終えた「オマルの日記」と20年ほども前のできごとを取材した本作の情景が重なる。
    ずーーーーーっと、やってきたのだイスラエルは。

    停戦中の今日の朝刊にはガザの死者数が7万人を超えたとある。殺戮は止んでいないのだ。

  • <a href="http://www.bk1.co.jp/product/2267606">パレスチナ ジェニンの人々は語る<br>難民キャンプイスラエル軍侵攻の爪痕</a><br>(岩波ブックレット 583)<br>土井 敏邦 著<br>2002.12<br><br><br>2002年4月のジェニン侵攻を覚えていらっしゃいますか?<br>現地で実際に起こっていたことの<br>ほんの少ししか報道されていなかったでしょうが<br>それでも吐き気を感じるくらい酷い出来事でした。<br><br>この本が出版され、すぐに買ったものの<br>余りもその頃の記憶が生々しくて、読み進められませんでした。<br>時は過ぎ、06年の夏。レバノンで同じような悲劇が。<br>その後、停戦に至った影で<br>パレスチナに対する攻撃がまた激化しています。<br>ここで腹をすえて読むことを決意しました。<br><br>…やはり最後まで読むのは辛かったです。<br>死者の数を誤魔化すのにも使う手口<br>「中に居る人ごと建物を崩してしまう」<br>「戦車で轢き殺し肉片にしてしまう」<br>等が、ここでも行われていたと証言されています。<br>同胞のイスラエル軍の衛兵にさえ<br>罵倒されるような唾棄すべき行為。<br><br>今もそれが繰り返されているのかと思うと<br>怒りで苦しくなってきます。<br>それでも「ここから忘れずに見ているから」と<br>せめてそれを伝えられたら…と<br>こうして取り上げさせて頂いてます。<br>そして援助も、可能な限り続けていきたいです。[06.11.14]

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著者プロフィール

1953年佐賀県生まれ。ジャーナリスト。
1985年以来、パレスチナをはじめ各地を取材。1993年よりビデオ・ジャーナリストとしての活動も開始し、パレスチナやアジアに関するドキュメンタリーを制作、テレビ各局で放映される。2005年に『ファルージャ 2004年4月』、2009年には『届かぬ声―パレスチナ・占領と生きる人びと』全4部作を完成、その第4部『沈黙を破る』は劇場公開され、2009年度キネマ旬報ベスト・テンの文化映画部門で第1位、石橋湛山記念・早稲田ジャーナリズム大賞を受賞。次作となった『“私”を生きる』(2010年)は、2012年度キネマ旬報ベスト・テン文化映画部門で第2位。

東日本大震災後に制作された中編『飯舘村 第一章・故郷を追われる村人たち』(2012年)では「ゆふいん文化・記録映画祭・第5回松川賞」を受賞。また、2012年には、ビルマ(ミャンマー)から政治難民として日本に渡った青年を14年にわたって見つめた『異国に生きる 日本の中のビルマ人』で2013年度キネマ旬報文化映画第3位、文化庁映画賞文化記録映画優秀賞受賞。その他に『飯舘村 放射能帰村』(2013)、『ガザに生きる』全5部作(2014)など。著書は『アメリカのユダヤ人』、『沈黙を破る─元イスラエル軍将兵が語る“占領”─』(いずれも岩波書店)など多数。

「2020年 『ヨルダン川西岸(3部作)[DVD]ライブラリー版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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