新・子どもの虐待: その権利が侵されるとき (岩波ブックレット NO. 625)

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  • Amazon.co.jp ・本 (96ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000093255

感想・レビュー・書評

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  • 無知であることを言い訳にしないために読んだ。虐待の語源であるabuseは「酷い扱い」という意味を含まない。「誤用」や「濫用」が本来の意味。力を持つ側としてこれからも自分を戒めたい。

  • 虐待とは何かについてと、自分たちができることは何かについて、丁寧にわかりやすく説明されている一冊。

    「聴く」ことの大切さが理解できました。
    そして、「怒りの仮面」についても。

    子どもが主体であること、
    あなたは大切な存在であると伝えること、
    何ができるか一緒に考えていくこと。

    やろうと思えば誰にでもできる、けれども、きちんとやるためには、大人の側にも覚悟が必要である、そんな基本的な、それでいて実用性の高いノウハウが示されていて、とても参考になりました。

    迷った時、悩んだ時は、この本を開いていこうと思います。
    私にとって、子ども虐待対応の基本書のひとつになりそうです。

  • 自分の子どもの頃を思い出しながら読んだ。
    体罰は虐待の一種だと改めて実感した。
    繰り返し読みたい。

  • 森田ゆりさん。 この薄い本の中にコレだけの情報が集まっているのが凄い!  
    サバイバー (この言葉なんかキライだけどさ…)が世の中を乗り越えて歩いていかなきゃならないからね。  
    イタイけど読みます。
     

  • 日本では、3日に一人の子どもが虐待によって死んでいます。この本は、20年以上にわたり、子どもの虐待やDVに携わってきた著者が、子どもの虐待のという社会問題を総合的に理解するために書いているブックレットです。

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著者プロフィール

元カリフォルニア大学主任アナリスト(ダイバーシティ・トレーナー)。元立命館大学客員教授。米国と日本で、多様性・性暴力・虐待・DV防止専門職研修とプログラム開発に40年たずさわる。虐待にいたってしまった親の回復プログラム「MY TREE」を開発、22年間日本各地で実践し1501人の回復者を出している。トラウマを負った子どもと大人のためのヒーリングヨーガALOHA KIDS YOGAを開発。そのリーダーを全国に養成。アメリカン・ヨガ・アライアンス賞を受賞。第57回保健文化賞、産経児童出版文化賞、朝日ノンフィクション大賞など受賞歴多数。『トラウマと共に生きる』(築地書館)、『子どもへの性的虐待』(岩波書店)、『体罰と戦争』(かもがわ出版)など多数の著書がある。

「2024年 『多様性とエンパワメント』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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