大人なんかこわくない (岩波ブックレット NO. 638)

著者 :
  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (54ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000093385

感想・レビュー・書評

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  • 小説ではありません。
    赤川次郎の原点がわかる、赤川次郎の語りを文章に書き下ろしたものです。

    赤川次郎愛好者の方はもちろん、セーラー服と機関銃は知っているが、赤川次郎は知らないという人にお勧め。

    「どのように書いたら読者にとって読みやすい小説になるかということを、手取り足取り教えていただいた気がします。」
    」オーケストラを邪魔しないことこそが優れた指揮者だということの考えは、子供の教育を考えたときにとても重要なことではないかと思います。」
    という赤川次郎の意見と、
    秋山駿「作家というものは、炭坑夫が坑道に下りて行くときに、一番最初に掲げるカナリヤのようなものだ」という引用が印象的でした。

    赤川次郎作品で取り上げているのは次のとおり。
    幽霊列車
    マリオネットの罠
    三毛猫ホームズ
    セーラー服と機関銃
    悪夢のはて
    さすら
    心のノート
    三毛猫ホームズの青春ノート
    ト短調の子守唄
    本は楽しい

    赤川作品以外で取り上げているのは、主に映画で次の通り。
    24 twenty four
    渚にて
    父と暮らせば
    キューポラのある街
    日本の黒い夏
    廃市
    ボーリングフォーコロンバイン

  • 薄っぺらいんですけどこのシリーズ、本当に読み応えがあるんですよね。赤川次郎さんのバイオグラフィー的な一冊です。湧水のごとく溢れるアイディア‥やっぱりサラリーマン時代、というか生まれてきたときからこの人には作家の血が流れていたのでしょうね。

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著者プロフィール

1948年、福岡県生まれ。1976年「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。『東京零年』で第50回吉川英治文学賞受賞。「夫は泥棒、妻は刑事」シリーズ、「三毛猫ホームズ」シリーズなどミステリーの他、サスペンス、ホラー、恋愛小説まで幅広く活躍。

「2023年 『黒鍵は恋してる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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