憲法を変えて戦争へ行こう という世の中にしないための18人の発言 (岩波ブックレット657)

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  • Amazon.co.jp ・本 (62ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000093576

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  • このブックレットを買ったのはもう随分前だが、冒頭の発言者が中村哲さんだった。中村さんの言葉は、数多の政治家その他の人たちが机上で語るようなものとは比べ物にならない強さを持っている。

    「実際に、戦争をしない国・日本の人間である、日本人である、ということに守られて仕事ができた、ということが数限りなくあった」「9条を変えて『軍隊を派兵できる普通の国になるべきだ』という論理の、その『普通の国』の意味がよくわかりませんね。そんなことを言うのは”平和ボケ”した、戦争を知らない人たちの意見なのではないでしょうか」

    護憲派を「平和ボケ」と断じる言説を時折目にするが、中村さんはその同じ言葉を使って、そのような意見を一蹴する。

    美輪明宏さんの心からほとばしるような言葉を、今の為政者はどう聞くのだろうか。

    「今の政治家は戦時中の軍人と同じです。そういう連中が、憲法改正、改正と言って、また日本を戦争にひきずりこもうとしている。彼らこそ非国民です」「次は徴兵制度でしょ」「いいじゃありませんか、自分の夫が、ボーイフレンドが、わが子が、孫が、家に帰ったら赤紙一枚で出征させられて」「また戦時中と同じように、日本中が老人と女子どもだけになればいいんです」

    敗戦後75年となる今年。本書は15年前に刊行された小冊子だが、今でも一読に値する。

    ちなみに「憲法変えて戦争へ行こう」というタイトルが秀逸。実際には小さいフォントで「という世の中にしないための18人の発言」と続くのだが。

  • 【204】

  • 戦争をするということは、人を殺すということ。
    フランスの同時多発テロから考えることは、いつまでも目には目を、歯に歯をの考え方でいいのかということ。

    命を大切に、とはどの宗教でもどの国でも言われることなんだろうに。
    命より大切なものって、考え方ってあるのかな。

    文法が違う人と、国と話すことの難しさ。

    いろんなことを少し考え、その上で平和な世の中を願う

  • 姜尚中さんの「憲法は理想を掲げる物」という意見が、ストンと心に入ってきた。

  • 憲法「改正」に反対する18人の著名人による18通りの声明。
    玉石混交。ただこう思うと述べるだけの「石」も、その存在を表明することに意味がある。
    「玉」のほうはアメリカに作られたという出自よりも変えずに受け入れて育んできた育ちのほうが大事だろうよと説く三輪明宏や姜尚中、丸腰の守りを説く中村哲とか。

    渡辺えり子の、反対を大きな声で言えないとか、言ったら仕事がなくなるって状況はおかしいでしょうというものすごく当たり前な言葉がかっこいい。これは9条を守れといえないというよりは、政治色を出すと干されるってことじゃないかと思うんだけど。
    その後に読むと、品川正治の「経済界にも護憲派はけっこう居るよ、ただちょっと立場上大きな声で言えない人が多いだけで」という話がとても幼稚なものに見える。じゃあどんな立場になったら言えるようになるの?

  • 単なる【平和ボケ】著名人のキズの舐め合い本。
    ゴミです。
    人を騙すような題名に騙されて買ったが、ひと通り読んでから、燃えるゴミに出した。
    廃品回収だと誤って古本屋で再販されるかもしれないので・・。
    評価もサラシの意味で削除しません。

  • [ 内容 ]
    憲法を変えるかどうか、とくに「戦わないこと」を明記している9条をどうするのか-。
    9条の理念、そして可能性とは。

    [ 目次 ]


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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • [主な内容]
    日本国憲法9条と平和主義戦争放棄について
    意見を集めた1冊。
    学者以外の意見も感じとれる18人の発言。

    [おすすめの理由]
    憲法9条改正議論に関して、国会での話だけでなく
    世の中に思いを発したい人たちの声を聞けるチャンス。
    私たちの身近なところから改正について考えてみよう!

  • 最初はタイトルを見ると、なんか法律のだったと、絶対退屈だなと思うが、親友の勧めなので、取りあえずみてみた。本の中に、いま、<憲法9条>を変えようという意見が出てきているって。戦後60年に問う。「9条」は本当に変えていいのでしょうか?18人が語る、不戦・平和・憲法9条への熱い思い。もちろん、実はすごく難しい。でもどうしたって、彼らも人間。嫌なことは嫌だと、守るものは守るんだと言う。ここには、建前などなく、本音で生きる人の、必死の願いが込められている。そのふうにみたら、読んでよかったと思う。どこの国でも法律で支えてきたとわたしが思う、そして国は国民の存在に頼り生きていけると思うので、そして国民の本音も聞くべきだと思う。それに対し、法律上も人間は発表する権力があると決まっている。人間は男女、年齢にかかわらず平和などを追求できると思う。我々は若いからこそ、自分の立場をも考えるべきと思う。

  • 芸能人サン、物書きさん
    各方面のいろんな方々が憲法9条について想いを書いている本

    特にペシャワール会の人の言葉が印象的

    紛争国での復興支援では何よりも丸腰が最大の安全対策だった
    支援しているのにテロや妨害にあう国は、大体はその自国が軍隊を派遣している国だった

    丸腰が最大の武器ってすごい
    非武装平和構築

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