憲法九条はなぜ制定されたか (岩波ブックレット 674)

  • 岩波書店 (2006年4月5日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (64ページ) / ISBN・EAN: 9784000093743

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  •  日本国憲法第9条の戦争・戦力放棄条項が、いつ、誰によって、なぜ作られたかを簡潔に整理。天皇制の存続、昭和天皇の戦争責任の免責、沖縄の分離及び軍事基地化と9条が憲法制定時のマッカーサーにとってワンセットの戦略であったことを論証している。この問題について詳細を知るには同著者の『新憲法の誕生』(中央公論新社)と『「平和国家」日本の再検討』(岩波書店)を併読する必要がある。

  • Amazon内容説明より;
    9条は誰が発案したのか。昭和天皇の戦争責任免責、沖縄基地化と9条制定が密接な関わりを持つことは、何を意味するのか。憲法史の第一人者が長年論争されてきた9条制定過程の謎に迫り、今求められる9条への問題意識を説く。


    憲法改正を叫ぶ安倍さんは、日本国憲法を「情けない憲法」と評した。
    その日本国憲法、成立過程はどうであれ、日本が世界に誇れる一番のものではないだろうか。
    しかし、私は憲法を詳しく知っているわけではないし、その成立背景も知らない。

    「象徴天皇を規定した1条と、戦争放棄を謳った9条とがワンセット」である。昭和天皇を戦犯から除外するため、二度と日本が世界に対して15年戦争のような戦争をしかけないことを世界に表明するために、信頼関係を構築するために、9条が制定された。

    『憲法九条は、単に日本が戦争をしないというだけではなく、日本が二度と戦争しないことを連合国、あるいはアジアの戦争被害国に対して誓った誓約書でもある。憲法九条を持ったことによって天皇制を残したまま戦後の国際社会に復帰することができた。日本国憲法の平和主義は、戦後世界で日本が生きていくためのパスポートであったことをあらためて確認する必要がある。』P47

    そういった背景を知らず、また忘れて憲法改正を叫ぶことが何を意味するかを、もっと真剣に考え、あるいは想像しなければいけないのだと思う。

    自由民主党の「新憲法草案」を見た日本の憲法を研究しているアメリカ人研究者は「自民党案ではアジアが爆発しますよ」とコメントしている。

  • [ 内容 ]


    [ 目次 ]
    1 憲法九条の発案者をめぐって
    2 なぜ九条は必要と考えたか
    3 九条を可能にした沖縄の基地化
    4 私たちの九条観を問う
    5 歴史から何を学ぶべきか
    6 軍事力で平和は生み出せない

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著者プロフィール

古関 彰一(こせき・しょういち):1943年東京生まれ。早稲田大学大学院法学研究科修士課程修了。専門は憲法史。獨協大学名誉教授。和光大学教授、獨協大学教授、和光大学理事長を歴任した。日本国憲法がGHQによる、いわゆる「押し付け憲法」ではないことを明らかにした『新憲法の誕生』(第七回吉野作造賞)や、ちくま新書『平和憲法の深層』のほか『「平和国家」日本の再検討』『安全保障とは何か――国家から人間へ』『憲法九条はなぜ制定されたか』『日本国憲法の誕生』(以上、岩波書店)、『対米追従の構造』(みすず書房)、『集団的自衛権と安全保障』(共著、岩波新書)など著書多数。

「2025年 『虚構の日米安保』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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