助産師と産む―病院でも、助産院でも、自宅でも (岩波ブックレット NO. 704)

著者 :
  • 岩波書店
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (71ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000094047

作品紹介・あらすじ

産む場所を選ぶとき、いちばん大事なこと-それは、助産師や医師となんでも聞けるいい関係を作れるかどうか。助産師はコミュニケーションを大切にし、今日も「もうひとり産みたい!」と思ってもらえるよう、あなたのすぐ近くではたらいています。いいお産は、いいコミュニケーションから。

感想・レビュー・書評

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  • ◯助産師さんの歴史から現在の課題までを分かりやすくまとめられた一冊。
    ◯助産所での出産が人として自然なこととして技術されている点が印象的。素人目線で見ると、本当にそうなのか、なんとなく巷に溢れる無農薬、有機野菜、水素水的な信仰の一種なのでは?と思ってしまうこともあった。
    ◯しかし、読み進めていくと、産科医の不足の対応としてチーム医療を進める中で助産師さんが活躍している実態や、助産師さんの行き届いたケアにより、妊婦への精神的なサポートを行え、さらには満足度も高いということを知り、なるほど、と思わされた。
    ◯行政でも、妊産婦へのサポート体制の構築が種々行われているが、少子化対策として、こういった方々の活躍があれば良いのではないかと感じた。

    ◯また写真がなかなか素敵だった。

  • 国立女性教育会館 女性教育情報センターOPACへ→https://winet2.nwec.go.jp/bunken/opac_link/bibid/BB11115719

  • 助産院にするか、産婦人科にするか迷って参考にするために読んだ本。
    病院側が助産師と連携する姿が本来あるべき姿で
    そういう体制の病院が増えることを切に願わざるをえない感想を抱いた。

  • 助産師と産む
    『産む』内容より『助産師』にスポットが当てられた本。
    薄くあっという間に読めてしまうが、助産師と"産む"ことに関する本を求めている人には、若干期待はずれかもしれない。
    助産師そのものを知りたい方には是非。

  • いい本だった。病院での出産は安全、助産院ではそんなに安全じゃないけど、覚悟があるなら、OK、というような認識でいたけれど、
    それまでの経過が大丈夫ならば、病院でも助産院でも安全性は同じらしい。病院との連帯も義務づけられているようで、何かあれば早めに病院出産に切り替えられるらしい。
    助産婦は、出産前や出産後のケアまでもしているらしい、知らなかった。助産院で助産婦さんと一緒に産みたいと思う。本当に思う。病院にも助産婦さんはいるみたいだけど、病院だったら、医師が「切る」とか言ったら、その言葉に従うしかないし、発言権がないし、なんだか同じ事になりそう。
    自宅近くにいい助産院があれば、最高。

  • 自宅出産を決めたとき読んだ本

  • 11

  • 助産師と産む―病院でも、助産院でも、自宅でも (岩波ブックレット)
    河合 蘭
    岩波書店(2007-07)

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著者プロフィール

妊娠・出産、不妊治療・新生児医療を取材してきた日本で唯一の出産ジャーナリスト。1959年、東京都生まれ。カメラマンとして活動した後、86年より出産関連の執筆活動を始める。国立大学法人東京医科歯科大学、聖路加国際大学大学院、日本赤十字社助産師学校非常勤講師も務める。著書に『未妊――「産む」と決められない』(NHK出版)、『卵子老化の真実』(文春新書)など多数。2016年に『出生前診断――出産ジャーナリストが見つめた現状と未来』(朝日新書)で科学ジャーナリスト賞を受賞。

「2016年 『不妊治療を考えたら読む本 科学でわかる「妊娠への近道」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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