世界史なんていらない? (岩波ブックレット 714)

  • 岩波書店 (2007年12月5日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (72ページ) / ISBN・EAN: 9784000094146

みんなの感想まとめ

歴史教育の現状に疑問を投げかける内容で、特に世界史の必要性とその教育方法についての考察が展開されています。支配対象としての東洋史や自己理解のための日本史、追いつくべき西洋史という三本柱が、いまだに教育...

感想・レビュー・書評

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  • 世界史の考え方と、授業構成のヒント
    こんな授業をしてみようという例示にはなる
    受験との兼ね合いを考えた教材作製のヒントにはなりづらい

  • 分類=世界史・歴史教育。07年12月。世界史未履修問題で大事なのは、目先の受験・就職・企業活動のための勉強と、現在・未来の人類・社会・地球のためにする勉強と、いずれが私達の為になるのか、ということである。そして、そのためには世界史の勉強が必要なのか、それとも不要なのか、ということ。これら問題の検討のためには、現在の歴史教育のあり方についての検討も必要であるが。重箱の隅をつつくような議論では、物事は決して解決されない。

  • 昨年度最も歴史学会を揺るがした事件の一つ、世界史未履修問題を受けて、東欧史の専門家で世界史研究を主催されている著者が「世界史はなぜ嫌われる?」「世界史はなぜ必要か」「世界史を構想するヒント」という3つのテーマに沿って書かれてあります。いろいろと参考となる箇所もありましたが、結局いきつくところはいろんな方が述べてあるように「知識偏重ではなく考えさせる授業を行う」ということでした。このような考え方は未履修問題発覚前から指摘されていたことですが、このことが強調されすぎると、今度は知識が蔑ろにされそうで少なからず危惧を抱きます。ですから、私は著者とは逆に「知識をつけさせること」の重要性を説きたいと思います。

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著者プロフィール

1942年、富山市生まれ。千葉大学・法政大学名誉教授。世界史研究所所長。渋谷二丁目17地区市街地再開発組合理事長。
近著には、単編『神川松子・西川末三と測機舎』(アルファベータブックス、2021年)、『「世界史」の誕生』(ミネルヴァ書房、2023年)、共著『歴史的に考えるとはどういうことか』(ミネルヴァ書房、2019年)、『歴史はなぜ必要なのか』(岩波書店、2022年)、『図解で学ぶクリティカル・シンキング』(アルファベータブックス、2022年)、『軍事力で平和は守れるのか』(岩波書店、2023年)などがある。

「2024年 『地図で見る渋谷東のあゆみ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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