労働、社会保障政策の転換を: 反貧困への提言 (岩波ブックレット NO. 746)
- 岩波書店 (2009年1月9日発売)
本棚登録 : 52人
感想 : 3件
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (61ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000094467
作品紹介・あらすじ
不安定な非正規労働者、低処遇のワーキングプア、違法な労働環境に苦しむ者-進む労働破壊と貧困化。この現実を、若者がどのように受け止めているのか分析し、どのように変えていくべきなのか、どうやって変えていくのかを、具体的に提言する。
感想・レビュー・書評
-
若者の就労支援、生活支援についての具体的な提言。
企業と高額所得者の税率を下げてきたことによって、年20兆円の歳入減を進めてきたというシンプルな事実にあらためて驚く。消費税を上げて、低所得者を殴り続けるのは倫理的におかしくないか?
提言されているパッケージは、「ずいぶん手厚い」という印象を受けたが、これで自立につながるのなら、やる価値がある。
「手厚い」と思ってしまう感覚は、私の中にある「自己責任」のバイアスなんだろう。環境や運によって、機会を得ることができないでいる若者に、機会を与えることができない社会は、冷たい。詳細をみるコメント0件をすべて表示
全3件中 1 - 3件を表示