新版 荒れ野の40年 ヴァイツゼッカー大統領ドイツ終戦40周年記念演説 (岩波ブックレット)

制作 : 永井 清彦 
  • 岩波書店
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レビュー : 13
  • Amazon.co.jp ・本 (63ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000094672

作品紹介・あらすじ

「若い人たちにお願いしたい。他の人びとに対する敵意や憎悪に駆り立てられることのないようにしていただきたい。敵対するのではなく、たがいに手をとり合って生きていくことを学んでほしい。われわれ政治家にもこのことを肝に銘じさせてくれる諸君であってほしい…」第二次大戦後40年を迎えたドイツで、対立を超え、寛容を求め、歴史に学ぶことを訴えた伝説的な演説があった-。好評既刊を、解説をリニューアルしてお届けします。

感想・レビュー・書評

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  • 衆議院で3分の2の議席を獲得した自民党と公明党の国会議員、投票した人たちが今最も読むべき本。

    ドイツ終戦40周年記念講演でのヴァイツゼッカー大統領の演説。

    "過去に目を閉ざす者は結局のところ現在にも盲目になる"

    "人間は何をしかねないのか これをわれわれは歴史から学びます。'"

    "ヒトラーはいつも、偏見と敵意と憎悪とを掻き立てつづけることに腐心していた。"

    "若い人たちは、たがいに敵対するのではなく、たがいに手を取り合って生きていくことを学んでいただきたい。"

    解説より
    ヒトラーは力ずくで独裁者の地位を手に入れたわけではない。選挙では最高37%の得票があった。

    翻って現在の日本。
    小選挙区制度により半分の得票で8割近い議席を与党が獲得。かねてからの憲法改定を目論む安倍首相。未来の日本をどういう国のカタチにしていくのか。ヴァイツゼッカー大統領からぜひ学んでほしい。

  • [ 内容 ]
    「若い人たちにお願いしたい。
    他の人びとに対する敵意や憎悪に駆り立てられることのないようにしていただきたい。
    敵対するのではなく、たがいに手をとり合って生きていくことを学んでほしい。
    われわれ政治家にもこのことを肝に銘じさせてくれる諸君であってほしい…」第二次大戦後40年を迎えたドイツで、対立を超え、寛容を求め、歴史に学ぶことを訴えた伝説的な演説があった―。
    好評既刊を、解説をリニューアルしてお届けします。

    [ 目次 ]
    ヴァイツゼッカー大統領演説全文―一九八五年五月八日
    解説―若い君への手紙

    [ POP ]


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    [ 参考となる書評 ]

  • 名演説ですね。
    「過去に対して目をとじるものは結局のところ現在に対しても盲目」
    戦争の記憶は、誠実に、純粋に、率直に心に刻み続けることで価値をもつ。

  • 「過去に目を閉ざす者は現在にも盲目となる」の部分は知っていたものの、演説全体を知らなかったので読んでみた。

  • 「白人」のたわごと。

  • 歴史から学ぶことの大切さを教えてくれる1冊。
    ヴァイツゼッカーって素敵な大統領だなって思った。

  • 「若い人たちにお願いしたい。他の人びとに対する敵意や憎悪に駆り立てられることのないようにしていただきたい。敵対するのではなく、たがいに手をとり合って生きていくことを学んでほしい。われわれ政治家にもこのことを肝に銘じさせてくれる諸君であってほしい・・・」第二次大戦後、40年を迎えたドイツで、対立を超え、寛容を求め、歴史に学ぶことを訴えた伝説的な演説がった―。

  • とても心に残る演説集だった。今の日本に、これだけの演説ができる人がいるだろうか?と思った。戦争を繰り返さないことへの深い意志が感じられた。日本も今尖閣諸島や竹島問題で揺れているけれど、冷静になってこの本を読んだ上、再考して欲しいなんぞ思う。

  • 第二次世界大戦が終結して、40年目の節目に。
    ドイツのヴァイツゼッカー大統領の、名演説があります。
    日本の政治家で、こんなにも、心に残るスピーチが出来る人は、いません。
    この演説は、1985年のものであり、それから20年以上もたった今でも、歴史に残る、語り継がれている演説。
    日本はそれから20年以上たってもなお、適切な謝罪も含め、何か歴史に残る、大切な発言や姿勢をしめせていないのではないでしょうか。


    ナチスという過ちを認め、過去の真実から目をそらさず、心に刻むこと。
    5月8日は、人間として、解放された日として位置づけ、
    ひとは過ちを犯すし、今後も同じ危険に見舞われるかもしれない。
    それでも乗り越えていくことができるはずだ。
    その民主的、かつ、歴史に忠実な姿勢が、強い共感を呼ぶ演説です。

    何が正しく、間違っていたことか、
    過去に学ばなくては、また繰り返す。
    強く、強く、忘れてはいけないと、思います。

  • 演説は素晴らしいけど解説が微妙。

    演説は、政治の演説だから当たり前だけど政治的だ。
    素晴らしく希望や理想をみせてくれるけど、その時代その場所の政治の範囲の言葉。
    というより、むしろ政治の言葉の中にこれだけの美しさをこめられることが素晴らしいのか。
    利害や色々だけじゃなくて、こうありたいと願う姿もちゃんと入っている。


    で、1985年の演説よりも2009年出版の解説のほうが古臭いってどういうことよ。
    特に訳注がどっぷり冷戦に漬かりすぎでひいた。西側の古漬け。
    旧版をそのまま使っているんだろうか。
    新版って新訳とは違うのかな。解説だけ新しいってことか?
    岩波ブックレットの読者層はこんな風に語りかけられるほど子どもじゃないと思う。

    言葉の選び方をいちいち説明していくところは(選びきれない怠慢な気もするけれど)、言葉に対する誠実さとも取れて嫌いじゃない。

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