パワーハラスメント なぜ起こる? どう防ぐ? (岩波ブックレット)

著者 :
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レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (63ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000094696

作品紹介・あらすじ

年々増加し、深刻化しつづけるパワハラ。その背景にあるものは何か、そして、防ぐにはどうしたらいいのか。長年東京都の労働相談を担当してきた著者が、その知見を生かして、パワハラのメカニズムに斬り込む。すべての働く人に必備の一冊。パワハラ・セルフチェック表も収録。

感想・レビュー・書評

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  • 著者はパワハラをする側に同情的なモーレツ社員世代側であることが伺える内容。社会人としての働き方の多様化、女性の社会進出、職場のダイバーシティについて面倒くささ、やりにくさを匂わせ、時代だからと仕方なく解決するスタンスが見えてくる。パワハラをする側の意識改革については記述はほとんどなく、あまりお勧めしない。

  • いわゆる熱血指導と退職強要を意図するものとでわける必要がある。前者の場合は会社内で対応可能かもしれないが、後者の場合は組織的なので自浄作用は働かず、第三者機関の介入が必要だろう。

  • 1時間たらずでさらっと読めました。
    パワハラは日本だけでなく、同じ時代背景をともなって(金融不況、リストラ、厳しい職場環境、ノルマの増大など)世界各国に見られるというところが興味深かったです。
    おおぜいの被害者が深刻になやみ、自殺にまで追い込まれている現実が重くのしかかってきました。
    「いじめ」というのは子供に限らず、だれの心の中にも潜んでいる感情なのだと思います。
    また、加害者は「いやなやつ」というイメージでしたが、実は優秀であるがゆえに他人にも同等レベルの仕事を要求するなど、多くの場合加害者の自覚がないのだというのも身につまされました。

  • 読みたい。

  • パワハラをめぐるトラブルの中で加害者がよく、そんあつもりはなかったという。しかし自分が気付かないうちに相手を傷つけてしまっていることこそが問題なのだ。
    パワハラは犯罪です。

  • 私はパワーハラスメントとは、職場の上司からの権力によるいじめという感じに認識していたのですが、この本の「職場のハラスメント研究所」の定義では、「職場において、地位や人間関係で弱い立場の相手に対して、繰り返し精神的又は身体的苦痛を与えることにより、結果として働く人たちの権利を侵害し、職場環境を悪化させる行為。」らしいです。
    この本では、パワーハラスメントをいくつかのケースに分けて分類して、実際にどのようなことがあったのか事例として載せてあったり、実際に起こった裁判の事例を載せていてわかりやすかったです。
    さらっと読める本なのでみかけたら読んでみてほしいです。

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著者プロフィール

1943年生まれ。労働ジャーナリスト。長年東京都の職員として労働相談に従事し、社会派のルポライターとして活躍。ホームレスという言葉を日本で初めて紹介して社会問題として提起し、セクハラ、パワハラ問題など幅広く人権問題に取り組んできた。2008年には「職場のハラスメント研究所」を設立し、所長として講演活動などに取り組んでいる。
著書に、『職場のモンスター』(マイコミ新書)、『壊れる男たち セクハラはなぜ繰り返されるのか』(岩波新書)、『労働相談裏現場リポート』(築地書館)、『パワーハラスメントなんでも相談 職場のいじめ・いやがらせで困っていませんか』(日本評論社)、『役人はなぜウソをつくのか』(日本評論社)、『地方公務員の人・間・関・係 ここだけのエクスキューズ』(ぎょうせい)、『職場相談員のためのセクハラ防止完全マニュアル』(築地書館)、『事例・判例でみるセクハラ対策』(築地書館)、『雇用を守る制度活用法』(旬報社)、『知って得するフリーター読本』(明石書店)、『ホームレスになった』(筑摩書房)など。
共著に『「解雇・退職」対策ガイド 辞めさせられたとき辞めたいとき 増補改訂版』(緑風出版)、『セクシュアル・ハラスメント 新版』(有斐閣)など。

「2009年 『知っていますか?パワー・ハラスメント一問一答 第2版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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