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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784000107044
感想・レビュー・書評
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「病」と「医療」、さらには「死」というテーマをめぐる、12人の執筆者による論考が収録されています。
市野川容孝の論文「医療倫理の歴史社会学的考察」は、古代のヒポクラテスと近代のパーシヴァルの医療倫理を比較することで、近現代社会における政権力のありかたについてメスを入れたものです。荻野美穂の論文「美と健康という病―ジェンダーと身体管理のオブセッション」なども、こうした観点から美をめぐる人びとの意識について論じています。
橳島二郎の論文「先端医療政策論―現代社会における生と死の価値づけ」は、実証的な立場から、欧米との比較を通じて日本の先端医療の問題を明らかにしています。
宗像恒次の論文「エイズを通じた人類社会の新たな秩序」は、政治社会学的な文脈のなかでエイズという病の投げかける問題を論じたものですが、スーザン・ソンタグの有名な著書のようにエイズという比喩について広い観点から論じたものではなく、あくまで実証的な見地からの議論をおこなっています。
森岡正博の「「死」と「生命」研究の現状」は、生命倫理学の狭さを乗り越え独自の「生命学」の構想を打ち立てている著者が、従来の「生」と「死」をめぐる議論を簡潔にまとめつつ、より広い観点からこれらの問題について考察する視座を提供しています。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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