岩波講座 現代社会学〈20〉仕事と遊びの社会学

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  • Amazon.co.jp ・本 (202ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000107105

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  • 「仕事」と「遊び」というテーマをめぐる、1Ⅰ人の執筆者による論考が収録されています。

    仲村祥一の論考である「仕事と遊び―私社会学風に」は、著者自身のパチンコ経験をもとに、「遊び」について自由な思索をつづったエッセイです。

    橋爪紳也の論文「遊びの近代―「まじめ」「ふまじめ」の誕生」は、近代的な労働と余暇の区分の形成を、日本の近代史にそくして実証的に解明しています。

    在宅勤務の可能性について考察をおこなっている塩沢由典の論文「働く場の変容と再設計―情報化は在宅勤務を可能にするか」と、ゲームにおけるテクノロジーについて論じた奥野卓司の論文「テクノロジーと遊びの間に」は、とりあつかっている内容がすこし古びてしまっているという印象があります。

    平野秀秋の論文「フェラプレーの夢」は、近代のスポーツにおけるフェア・プレーの精神の形成について論じたもので、たいへん興味深く読みました。

  • <閲覧スタッフより>

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    所在記号:360.8||イケ||20
    資料番号:10014829
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著者プロフィール

大阪大学名誉教授

「2020年 『よくわかるスポーツ文化論[改訂版]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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