岩波講座現代工学の基礎材料系 6

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  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (172ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000109864

作品紹介・あらすじ

『インタラクションの理解とデザイン』-「インタラクション」とは、コミュニケーションという観点から人工システムを理解し、実現する際の要となる概念である。本書は、よりよいインタラクションをもたらす人工システムをデザインするために必要となる基本事項について、言語学、認知心理学、社会心理学、人工知能、ヒューマン・コンピュータ・インタラクションなど、異なる学問領域に散在する豊富な知見を結びつけることをめざした。『高分子材料』-高分子材料の性質は、ナノからマクロに至る組織化の連鎖のなかで生まれているのである。このような階層性は、他の材料と比べて一段と際立っている。これが高分子材料の奥深い魅力をつくりだし、材料としての広がりを与えているのである。本書は、このような特徴をもつ高分子材料の全体像をわかりやすく解説したものである。

感想・レビュー・書評

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  • 「インタラクションの理解とデザイン」と「高分子材料」の2分冊。

    「インタラクションの理解とデザイン」は情報系の1冊となっているが、情報系と言ってもデザインやマスメディアなどの系統。コンピュータ・ITとはちょっと遠い分野。むしろ言語学や心理学に近い。それでもAIやウェアラブルの時代、コンピュータエンジニアも必要な知識なのかも。改めて読み込みたいと思った。

    「高分子材料」は高校化学Ⅱを思い出させる、ベンゼン環やらせん状の模型モデルなどがたくさん出てくる分野。もちろん材料が主題なので、材料としてどうかが論じられているのだが、個人的には疎く、なかなか難しい分野だった。

  • 「インタラクションの理解とデザイン」と「高分子材料」の2分冊になっている。

    1「インタラクションの理解とデザイン」の主な内容は、
    機械工学から情報工学まで,もの(情報)の単体での動作ならさほど複雑でないが,
    相互作用が複雑なところに課題と問題解決の糸口がある。
    気になった視点は,
     物語性 
     メタファー
     視線と表情
     身振り
     モックアップとプロトタイプ
     ユーザ参加型設計
    実現に偏り過ぎ,分析がちょっと弱い気がするが,他の巻を参考にすればよいのかもしれない。

    2「高分子材料」の主な内容は、
     遷移,プラスチッック,ゴム,紙,皮革,塗料,接着剤,機能性高分子(物理的(導電,圧電,磁性,センサ),化学的(給水,感光,選択透過膜),生物学的(生分解,生体適合))
     熱,ゴム弾性,機械的性質(応力歪み)と粘弾性

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