岩波講座 物理の世界 物理と情報〈1〉 スピングラスと連想記憶

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  • Amazon.co.jp ・本 (62ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000111560

作品紹介・あらすじ

スピングラスとよばれる奇妙な磁性体の研究をきっかけに、誤り訂正符号、画像修復など実用面にまで裾野が広がる研究分野、情報統計力学が発展してきた。幅広い対象をもつこの分野から、ニューラルネットワークの応用である連想記憶について、統計力学、スピングラスの理論と順を追って解説する。

感想・レビュー・書評

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  • 岩波講座 物理の世界ってシリーズの本。
    けっこう好きなんですよ。このシリーズ。

    磁石がくっつかなくなる相転移現象と、一応神経回路のモデルである、連想記憶の
    モデルで思い出せなくなるって言うのが、同じ統計力学の手法で解析できちゃうっていう
    ことを書いてある本です。

    この本で,Hebb則とエネルギー関数のつながりがようやく分かりました。

    まあ、このように数学っていうのは構造だけを相手にするので、実際の物質や適用範囲は広がっていくんですね.
    実は、人間関係のネットワーク形成にも同じ原理が潜んでいると考えられます。・・・タブン。
    統計力学は結構これからもホットな分野だとおもうので
    す。

    とはいえ、博士論文には含められそうにないし、また、先に~。

  • たなぞうで物理の本を登録するときに、他の方が既に登録してらっしゃるのを見るのは今回が初めてです。残念ながら感想は書かれていないようですが。さて、岩波の「物理の世界」シリーズです。田崎先生なんかは批判されてましたが( http://www.gakushuin.ac.jp/~881791/d/0303.html#02 )、僕はこういうのもいいんじゃないかと思います。手軽にこういう分野もあるんだあと知れる感じ。田崎さんもここにいい本があるのは否定できないようですし。

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著者プロフィール

東京工業大学理学院教授1954年高知生まれ。1977年、東京大学理学部物理学科を卒業。1981年、カーネギーメロン大学で博士研究員となる。1982年、東京大学大学院博士課程を修了し理学博士を取得、ラトガース大学博士研究員に着任。1990年、東京工業大学理学部物理学科の助教授に就任。1996年より現職。1990年に日本IBM科学賞、2006年に仁科記念賞を受賞。著書に『スピングラス理論と情報統計力学』(岩波書店)、『相転移・臨界現象の統計物理学』(培風館)、『物理数学II ―フーリエ解析とラプラス解析・偏微分方程式・特殊関数』(丸善出版)、『Statistical Physics of Spin Glasses and Information Processing: An Introduction』(Oxford University Press)、共著『Elements of Phase Transitions and Critical Phenomena』(Oxford University Press)など。

「2016年 『量子コンピュータが人工知能を加速する』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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