岩波講座 文学 (3)

  • 岩波書店 (2002年10月18日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (280ページ) / ISBN・EAN: 9784000112031

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  • 気になった箇所のメモ。

    p.11
    「物語」と「小説」は対立するものではもはやない。物語はむしろ小説の原動力となり得る普遍的な原理であるにもかかわらず、小説のほうが物語を抑圧することによって自己の衰退を招いた、という構図が見えてくるのではないだろうか。

    p.46 平安時代の「物語」
    語られる対象物を明示しない(明示できない)ひとまとまりの言述が、「ものがたり」である。語られるのは、語り手の意識あるいは無意識裡にある記憶だが、「もの」として指示された記憶は、ふとしははずみで語り手の意識の表層にあらわれる。記憶の語りは、記憶じたいがひき起こす語りでもある。「ものがたり」の「もの」は、「かたり」の対象物であると同時に、「かたり」をひき起こす主体でもあった。

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著者プロフィール

1953年東京都生まれ。東京大学教授、全国「九条の会」事務局長。主な著書に、『ことばの力 平和の力――近代日本文学と日本国憲法』(かもがわ出版)、『記憶せよ、抗議せよ、そして、生き延びよ 小森陽一対談集』(シネ・フロント社)、『あの出来事を憶えておこう 2008年からの憲法クロニクル』(新日本出版社)など。

「2018年 『手塚マンガで憲法九条を読む』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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