モンゴル帝国と海域世界 12~14世紀 (岩波講座 世界歴史 第10巻)
- 岩波書店 (2023年4月27日発売)
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感想 : 7件
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- Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000114202
作品紹介・あらすじ
「初期グローバル化」としてのモンゴル帝国の成立・展開と海域世界を扱う。帝国の拡大に伴い、陸上と海上の複数のルートを通じて西アジアと東アジアの人的・物的・文化的交流が急速に進んだ。多民族・多言語・多宗教が共存する大帝国の構造と周辺地域へのインパクトを探る。ジェンダー史、環境史の可能性にも言及。
感想・レビュー・書評
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モンゴル軍が東南アジアに侵攻した際に現地の風土病も持ち帰り、それが西への侵攻に伴い黒死病として伝播していくというマクニールの説は、古い説・眉唾物と言われていたが、最新研究により満更でもない、と。ただ、発祥は中国北西部で、征服戦争による陸路(こちらだと短期のインパクト)だけでなく、貿易による海路(長期のインパクト)でも伝播した可能性も示唆されている。
モンゴル帝国の中には多種多様な民族が含まれていて、彼らの人生に光を当てた章も多く、興味深かった。ある者は鎧職人として、ある者は官僚として、ある者は宗教家として。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
テーマ:モンゴル
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【配架場所、貸出状況はこちらから確認できます】
https://libipu.iwate-pu.ac.jp/opac/volume/568704 -
登録番号:1027200、請求記号:208/I95/10
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