岩波講座 世界歴史 アフリカ諸地域 二〇世紀 (18)

  • 岩波書店 (2022年11月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (316ページ) / ISBN・EAN: 9784000114288

作品紹介・あらすじ

現生人類誕生の地であるアフリカは、現在に至るまでの歴史をどのように歩んできたのだろうか。「歴史なき大陸」として世界史のなかで存在を否定されてきたアフリカ諸地域の豊かな歴史を見つめ、私たちの世界史像を根本的に問い直す、『岩波講座 世界歴史』初となるアフリカ巻の試み。

感想・レビュー・書評

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  • トンブクトゥへの個人的な関心から、(1)坂井信三:トランスサハラ交易と西アフリカ諸国家(2)苅谷康太:アラビア語史料から見るアフリカ のみ読了。◆(1)坂井信三:トランスサハラ交易と西アフリカ諸国家:マリの中央権力はそれほど強力ではなかったのでは、「マリ帝国」という呼称は再検討を要するのでは。サアド朝君主はシャリーフであることを理由に西アフリカのムスリム勢力に臣従を要求していたこと。イスラームを標榜するソンガイの王の統治下でトンブクトゥの学者たちは自信を深め、「ビラード・アッ・スーダーン」はすでにイスラーム圏の一部であるという認識を持つようになる。16世紀トンブクトゥ知識人による、アラブの著述家達の認識の塗り替え、一様に未開で野蛮とされた「ビラード・アッ・スーダーン」にもイスラーム圏/非イスラーム圏という分節が生まれた、といったあたりが目を引いた。◆アラビア語史料から見るアフリカ:イクリーム=二つの緯線に挟まれた、赤道と平行に広がる帯状の空間。外部史料→同一のイクリームの人々は同じ外的性質、内的性質を持つと決めつけ アフリカの気候条件は劣った人間生み出す 「科学的」に劣ったアフリカ人像の形成の一端を担っていた。ソコト・カリフ国を建てたウスマーンが、ハウサ諸国のムスリムを称する支配層を打倒するために用いたのは、北アフリカの先達の言葉に盲従したのではなく、ハウサランドの時代的地域的文脈に落とし込むことで自らのジハードの正当化図る。といったあたりが目を引いた。またトンブクトゥの学者が記したさまざまな史料が紹介されているのも貴重。

  • 209||Iw||18

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著者プロフィール

大阪大学文学研究科教授 担当:第1~3 章

「2014年 『市民のための世界史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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