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Amazon.co.jp ・本 (348ページ) / ISBN・EAN: 9784000203524
感想・レビュー・書評
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宮崎市定『中国史(下)』(1978)を読む。
碩学の歴史概説書は実に面白い。
「むすび」にこうある。
歴史家にとって、歴史概説こそが、
同時に歴史哲学であって然るべきだ。
(中略)
歴史学は単なる集積ではなくて、
事実の論理の体系であるべきだ。
言いかえれば、選択で決まる学問なのだ。
(中略)
著者が自身で感興を持つのでなければ、
読者が面白いと思って読む筈はない。
読者百人のうち、たとえ一人でもいい、
学問を面白いと思って読んでくれるなら、
学者の冥利これに尽きる話ではあるまいか。
(pp.587-589)
宮崎の二巻本は品切れになっていた。
僕はアマゾン・マーケット・プレイスで
上下巻別々に手に入れた。
下巻の前の持ち主はこまめに傍線を引く人で
なかなか勘どころよく印があった。
宮崎、前の持ち主、僕の三人で
ゼミを進めるかのように本書を愉しんだ。
新刊本にはない愉しみであった。
ちなみに上記に僕が引用した箇所にも
ちゃんと傍線が引かれていた。
著者自身の懇切な参考文献解説11頁も合わせ
全二巻、606頁。
索引26頁と年表6頁が巻末に付く。
(文中敬称略)詳細をみるコメント0件をすべて表示
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